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1年続くなら第2次恐慌になる:チューダー・ジョーンズ
2020年5月13日

ヘッジ・ファンド業界のベテラン ポール・チューダー・ジョーンズ氏が、コロナ・ショックの長期化を心配し、あわせてビットコインへの投資について真意を語っている。


これがどれだけ続くのかによる。
もしも今から1年同じ状態なら、第2次恐慌とでも言うべきものになるだろう。

チューダー・ジョーンズ氏がCNBCで、コロナ・ショックの長期化を心配した。
同氏が心配するのは投資や経済というよりは人の方にあるようだ。
1.2百万人のニューヨーカーが職を失っていると悲しんでいる。
慈善活動に力を入れている同氏は1.2百万人を単なる数字ではなく、コミュニティの仲間と捉えているようだ。

「20年後、第2次恐慌の時に私が何をやったか、孫たちに言えるようにしたい。
孫の目を見て『自分がやれると思っていたよりたくさんやった』と言いたいんだ。」

感極まったのか、言葉を詰まらせている。

一方、先日ビットコインをポートフォリオに加えると宣言したチューダー・ジョーンズ氏は、その真意を語っている

「コロナウィルスの問題が起こり、大きな貨幣膨張が起こったことが、私に今後のポートフォリオのあり方を考えさせたんだ。
それが私のビットコインへの関心を変えたんだ。」

チューダー・ジョーンズ氏は、価値の保蔵のための4つの観点、購買力・信用度・流動性・携帯性についてビットコインを現金と比較したのだという。
購買力の面で、現金は好ましくない方向に進んでいるという。
「中央銀行は年2%減価させる目標を公言しており、基本的に減耗資産を持っていることになる」と問題点を指摘した。
一方、信用度のものさしはその《貨幣》が長く流通していることだとし、誕生から11年のビットコインの信用度はまだ低いと評価している。
チューダー・ジョーンズ氏は、ビットコインが「すばらしい」投資先とも、貨幣膨張を完全に解決するとも考えていない。
しかし、それでも取り組む価値があると結論したのだ。

ビットコインはすばらしい投機だ。
資産の1%超または2%近くだけビットコインにしている。

まだ本物かどうかわからないが、大きなボラティリティがあり運が良ければ高いリターンが得られるから、ほんの少しだけ入れておこうということだろう。
チューダー・ジョーンズ氏は「自分はとても保守的だ」と話し、まだ試しの段階に近いことを匂わせている。

(ビットコインは)まだ長く試されてきていない。
例えば、金は価値の保蔵手段として2,500年もの実績があるんだ。


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