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アスワス・ダモダラン 【短信】インドにチャンスが来た:アスワス・ダモダラン

アスワス・ダモダラン ニューヨーク大学教授の印Elearnmarkets.comインタビュー続き: 投資先としての民主主義 対 独裁政治 の甲乙。


(民主主義 対 独裁政治を事業)リスクの観点から見ると、独裁政治の方が常に良い。
為政者がルールを定め、今後20年維持できるからだ。

ダモダラン教授が、民主主義 対 独裁政治について語っている。
かなり前に、政治の観点ではなく事業リスクの観点から論考を発表したのだという。

民主主義国家は、民主主義であるがゆえに、超長期の条件を企業に確約することができない。
それができる独裁国家の方が、投資リスクは小さくなるのだという。

これこそ過去20年間、中国にインドの先を行かせた力だ。
でも、落とし穴もある。

ダモダラン教授が、独裁制にはリスクが少ないといったのは「継続的なリスク」についての話だ。
独裁制が安定しているうちは、日々あるいは年々、目まぐるしくルールが大きく変わることは少ない。
しかし、それが永遠に続くとは限らない。
教授は、日々には感じられない「より大きな断絶のリスク」が存在すると話している。

独裁制が揺らぐとき、混沌とすることだ。・・・
継続的リスクがなく・・・リスクがないと思っていたら、ある日起きたら事業モデル全体が吹っ飛んでいたなんてことになる。
これがロシアで起きたことなんだ。

プーチン大統領が保証してきたルールは、ウクライナ侵攻によってご破算となった。
西側が厳しい制裁を課し、ロシアが応酬し、ロシアで営業する企業、特に外資系企業は壊滅的な影響を受けているはずだ。
ロシアはBRICSの一角。
多くの企業・投資家が投資を行っていたはずだ。

これは程度こそ違え、中国にも言える。
この数年、中国は諸外国から安全な事業拠点なのか疑問を呈されている。

これは少なくとも短期的にはインドにとって良いニュースなんだ。


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