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Bitcoin 長老マーク・モビアス、ビットコインの存続を予想
2019年5月17日

新興国市場投資の大ベテランMark Mobius氏が、ビットコインについて発言した。
かつてはポンジ・スキームと非難していた同氏がやや柔軟な表現をしたことで、暗号資産村の村人たちが大喜びしているのがほほえましい。


世界中には、資金を簡単かつ秘密裏に送金したいと願う人が間違いなく存在する。
・・・それがビットコインやその種の通貨を支えているのだろう。
だから、そうしたものは存続し続けるのだろう。

モビアス氏がBloombergで暗号資産の存続を予想した。
いかにも違法行為の匂いがする動機だが、確かに動機はある。
仮に投機熱が去ったとしても、こうした動機は残るのかもしれない。

モビアス氏は以前、ビットコインをポンジ・スキームの類いと蹴とばしていた。
それが、今回は存続を予想した。
暗号資産に前向きな人たちはこれを前進ととらえたようで、複数の暗号資産分野のメディアがこれを取り上げている。

ただし、モビアス氏の肯定はかなり限定的なものだったようだ。
マウント・ゴックスの破綻も挙げて、注意を喚起している。

私がそれに投資するかとなれば、問題外だ。
信じられないボラティリティだ。
最終的に、そこで何が起こっているか管理する1つのグループや組織さえ存在しない。

暗号資産の議論はだいぶ論点が絞られてきたのかもしれない。
投機と知って取り組む分には、否定すべきものでもない。
(犯罪行為ならば話は別だ。)
多くの合法ギャンブルのように生き残ってもおかしくない。
(ただし、これは投資とは一線を画す営みと考えておくべきだろう。)

そうして普及したところで、暗号資産は岐路に立つことになるのかもしれない。

  • 永遠に投機の対象であり続ける。
  • ボラティリティを下げ、投機の対象でなく通貨に進化する。

社会の接し方も、このいずれとなるかで変わってくるはずだ。
例えば、税法についていえば、前者ならギャンブルと同等の課税、後者なら金融商品と同等の課税ということになろう。

また、前者については、社会の投機熱が極度に低下した時などで、個々の資産について消滅する可能性があることは言うまでもない。


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