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長期金利は上昇トレンドを継続:ジェフリー・ガンドラック
2019年2月18日

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏のYahoo Financeインタビューの第4弾。
初回 2回 3回


「長期金利は上昇に向かっている。
今はパブロフの犬のように、リスク資産・株式市場の弱さに反応しているだけだ。
・・・株が弱い時、長期国債が買われる。
だから、長期国債で約50 bpのそこそこの(価格)上昇があった。
しかし、今はまた基本的にはじりじり上げそうな動きだ。」

ガンドラック氏がYahoo Financeインタビューで米長期金利の上昇を予想した。
同氏は2016年の時点で米10年債利回りが5年で6%まで上昇すると予想した。
このスタンスは、最近の長期金利低下でも微塵も揺らいでいない。
ガンドラック氏は、最近の金利低下の背景にある市場心理を説明する。
株式等リスク資産が下げたから、安全を求めて投資家が米国債に逃げ込んだのだ。

米長期金利(青:10年、赤:30年)
米長期金利(青:10年、赤:30年)

資産市場の変調に際し、FRBは一旦停止を余儀なくされている。
ガンドラック氏は今後、長短金利が別の道を歩き始める可能性を指摘する。

「次の弱気がくれば、債務・債券があまりにも莫大に存在するために、FRBの操作で短期金利が下がる可能性がある。
安全への逃避の動きから、2年もの250 bpでも投資家は満足するだろう。
でも、数兆ドルもの債券発行が始まる中で、10年もの280 bpが許容されるかどうかはわからない。」

弱気相場となればリスク・スプレッドが拡大するかもしれず、一方では債券市場の需給に悪化要因がある。
これが、ガンドラック氏の金利上昇予想の背景だ。
短期金利が低下し、長期金利が上昇し、イールド・カーブはスティープ化することになる。

同インタビューでガンドラック氏は、FRBが量的緩和を経常的な政策手段とすることを検討しているという話を紹介している。
では、FRBが再び米長期国債を買い始めたらどうなるか。
金融市場がやせ細ったどこかの国のように、再び長期金利は低下するのではないか。
残念ながら、ガンドラック氏はその可能性についてまでは語っていない。

ガンドラック氏の短期的予想はこうだ。

「30年ものが3%を切るなんてところまで戻りはしない。
・・・もしも長期金利が30年もので約350 bpに向けて上昇するなら、上げは加速するだろう。
だから、丸めた数字で言えば、長期債利回りは今年後半にかけ4%程度になるのではないか。」


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