投資

長期上昇モメンタムは止まらない:ジェレミー・シーゲル
2020年8月28日

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、米国株市場にとっての潜在的リスクを指摘し、それでも強気スタンスを継続した。


「唯一二番底をもたらしうるのは、有効な治療法がないまま10-11月に深刻な第2波が訪れることだ。
ありえなくはないが、私個人はありそうにないと考えている。」

シーゲル教授がCNBCで、従来からの強気予想を継続した。
教授の強気は2段構えだ。
第2波がなければもちろん強気。
仮に第2波が甚大でも、それでも強気を続ける構えでいる。

株式はフォワードルッキングな資産だ。
たとえ有効なワクチン(開発)に希望より6か月多くの時間を要することになっても、FRBによる流動性供給が再度行われれば大きな力になる。
だから、深刻な調整にはならないだろう。

シーゲル教授は、たとえ第2波があっても、3月の底値近くまで下げることはないと楽観的だ。
第2波があろうが「長期的な上向きのモメンタムを止めることにはならない」と言い切る。
さすが《永遠のブル》と呼ばれるだけのことはある。

永遠のブルを支えるのは、株価形成の理論にある。
株価とは将来キャッシュフローの現在価値だ。
だから、危機の先に明るい未来が見えているかぎり、株価に対する危機の影響は理論上はそれほど大きなものにはならない。

株の90%超の価値は12か月以降の利益によるものだ。・・・
だから、経済がU字・W字でも、株式市場がV字回復しうるんだ。

シーゲル教授はダウ平均の銘柄入れ替えについてもコメントを求められている。
エクソンモービル、ファイザー、レイセオンテクノロジーズが除外され、新たにセールスフォースドットコム、アムジェン、ハネウェルが加わった。
教授は、セールスフォースドットコムの加入について感慨を語りつつ、それでもバリュー株への思い入れを続けているようだ。

米経済の変化、デジタル化が伺われる。
しかし、1つ興味深いのは、私がデータをチェックしたところ、ダウ平均は過去20、30、40年S&P 500に遅れをとっているが、トータル・リターンで見るとS&P 500を上回っているんだ。


-投資
-,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。