長期なら間違いなく米国株は買い:デニス・ガートマン

デニス・ガートマン氏が、米国株市場への対処のしかたをポジション別・ホライズン別に解説している。
長期投資を前提とするなら、米国株は買いで間違いないと太鼓判を押している。


「市場はまだ強気相場で、左下から右上に行っている。」

ガートマン氏がBloombergで、米市場の強気相場が続いていることを認めた。
そのため、今月初よりスタンスをやや強気に変更している。

まだ何もしていないなら、いくらかは株式市場に置いておくべきだ。
すでに株式市場に投資しているなら、おそらく12月26日以降様子見をして、今の上げで買うべきではないだろう。
あと数週間待った方がいい。

小さな変化に対して推奨をこまめに変えてくる度胸は称賛に値する。
ガートマン氏は、投資のホライズンごとの推奨も述べている。

もしも、10年のホライズンの話なら、疑問の余地なく買うべきだ。
ホライズンが今後6週ならおそらく様子見を決め込むべきだ。

ガートマン氏は、長期投資の対象としての米国株市場には絶対の自信を持っているのだろう。
基本的に、いくらか米国株ロングのポジションを維持していることを明かし、具体的な銘柄として米銀株、Freeport-McMoRan(FCX)、金・銀関連銘柄を挙げている。
銀行と貴金属、いずれも景気サイクル終期に物色される資産クラスだ。


以前、ガートマン氏が推奨した、ユーロや円を調達通貨とする金投資について最近注目されていることを指摘されると、その有効性を説明した。

「あれはとてもうまくいった。・・・
金を買うのにユーロで調達していたら、リターンを改善することができた。
リターンを向上させ、日々のボラティリティを大きく減らすことができた。」

ガートマン氏は、ユーロ建て金投資がまだ機能すると考えている。
その背景には、米欧の金利差拡大予想がある。

「米欧の利回り格差は拡大すると予想している。
米経済の方が欧州経済より強いからだ。
・・・乖離は今後数年拡大を続けるだろう。」

最近引退した債券王ビル・グロス氏は、米独金利差縮小に賭けて大きな傷を負った。
ガートマン氏はこの賭けではこれまで勝ってきている。
そして、賭けの方向を変えていない。

「トレンドは乖離の拡大であり、米ドル高の要因となる。
・・・
全体で見れば、米ドルとユーロならドル高ユーロ安だろう。
対カナダ・ドル、豪ドル、NZドルとなると話は別だ。」

なお、この日ガートマン氏は雑談の中で非常に気になる話をしている。
それは、アメリカ人一般に関するものと、米農家に関するものだ。

アメリカ人の蓄え:
「とても悲しいことだが、アメリカ人の平均の老後資金が約1,500ドル(約16.5万円)以下だという。
ショッキングに少ない。
平均的なアメリカ人の非常時のための蓄えもショックなほど少ない。」

米農家:
「(状況は)極めて厳しい。
(農産品)価格は4年連続で持続的な下げ、あるいは安定的な低位にある。
・・・
来年の小麦の作付け面積は110年ぶりの小ささ、おそらく農務省予想を下回るだろう。
銀行が信用枠を拡大してくれないんだ。」


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