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銀じゃとても入らないから金:マーク・ファーバー

スイスの著名投資家マーク・ファーバー氏が、米大統領選挙後の経済・投資環境を解説したほか、貴金属投資についての考えを語っている。


もしもバイデンが勝つなら、刺激策によってシカゴ、ロサンゼルス、サンフランシスコなど破綻寸前の都市が共済されることになろう。
バイデン勝利は市場にとってそこそこプラスだが、市場にとって重要なのは、FRBが変わらず貨幣増発を続けることであり、そう明言されている。

ファーバー氏がインドETで6日、米大統領選についてコメントした。
同氏の注目の焦点も選挙の結果ではなくFRBの貨幣増発のいかんであるようだ。
ファーバー氏は、前週に市場がやや売られたこともあり、足元で買われていると話す。
すぐ買われすぎになると予想するものの、市場心理はまだ強気だという。
市場は「まだお金があって、増発され、そのお金が株式に流入する」と考えているという。

ファーバー氏は、FRBの金融政策が継続すると予想する。

「ゼロ金利・マイナス金利では政府はコストなく借金できる。
だから、経済における政府の占める割合はどんどん大きくなる。
政府の望みは国民を統制することだ。」

ファーバー氏は、金融緩和の恩恵を最も受けるのは政治家だという。
政治家は(国の勘定で)借金をして国民におもねり、権力を維持しようとするため、今後も低金利は続くという。
もちろんこれは市場にとってプラスに働く。
特に、インカム・ゲインを生まない貴金属には朗報となる。
宿敵、現預金・債券に対する不利な要素がなくなるためだ。

ファーバー氏は、自身の貴金属投資に対する考えを話す。

貴金属間の相対価格を見ると、金より銀の方が魅力的だが、私はほとんど(の貴金属)保有は銀でなく現物の金にしている。
私の貸金庫は銀を入れるほど大きくないので、金かプラチナに集中している。
でも、トレードするなら銀の方が魅力的だ。

ファーバー氏が貴金属に投資収益以外のものも求めているのがわかる。
終戦直後の生まれであり、戦後の混乱期の記憶を微かに持つ世代だ。
平和な時代を生きた世代からはやや唐突に感じられるが、国家による収用・収奪を恐れているのだろう。
仮想通貨村のごく一部の住人のように。


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