投資

金鉱株はまさに宝の山:ピーター・シフ
2020年4月26日

ユーロ・パシフィック・キャピタルのピーター・シフ氏が、エネルギー価格の下落を材料に金鉱株を奨めている。


貴金属は全く話が異なる。
貴金属は、世界中、特に米国で減価している法定通貨に対する代替物だ。
利益についていえば、金鉱株は利益が大きく増大した数少ない銘柄群の1つだ。

シフ氏がロシア国営RTで、いつものように金について強気発言を続けている。
経済の停止で苦戦する非金属とは異なり、貴金属は通貨の信認低下により浮き上がるという主張だ。
ゴールド・バグのスタンスには全くブレがない。
もっとも、同氏のかつての生業の1つは金販売、今も金ファンドを運用しているから、強気でしかありえない。
そこを割り引いて聞くことが大切だ。

ゴールド・バグのすごいところは、常に金にとってプラスの面を探索し喧伝することだ。

(金鉱株は)エネルギー価格の下落の恩恵を受けている。
エネルギーが、金鉱山を操業するための主要なコストだからだ。
だから、金鉱山は今まさに宝の山だ。

金鉱株がエネルギー価格下落の恩恵を受けるのは間違いない。
ただし、エネルギー価格下落の恩恵を受ける産業が金鉱山だけではないことも認識しないといけない。

シフ氏はなぜ今回、金そのものだけでなく金鉱株にもスポットライトを当てたのだろう。
それには理由がありそうだ。

3月安値から倍になったのに投資家は無視している。
まだとても安い。
投資家がまだ気づいていないとてつもないアップサイドがあると考えている。

金はかなりいいところまでじりじり上がってきたが、金鉱株はまだ上がる余地があると見ているのだろう。
それを主張するための今回の材料がエネルギー価格だったのだ。
シフ氏は以前、金と金鉱株の価格変動の傾向が必ずしも一致しないことを認めていた。
金鉱株はあくまで株式であり、企業活動の成果としての性格が大きいためだ。

最近ジェフリー・ガンドラック氏は金鉱株の性質についてこう言っていた:
「金鉱株が上がるかは、金鉱株が株式市場の住人であるがゆえに別の問題になる。」
何らかの理由で金投資を望む投資家は、金鉱株への投資でそれが実現するとは限らないとの含意であろう。


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