金持ちになりたければ避けるべき5つのモノ:FOX

FOX Businessが、金持ちになりたければ絶対に使ってはいけない5つのモノを説明している(Motley Fool発)。
その中に、とても面白い1項目があった。


財産を築く道は何も入ってくるお金を増やすだけではない。
出ていくお金を把握し絞り込むことも1つの道だ。
これら5つを避けることはいいスタートになるだろう。

蓄財のための秘訣についてMotley Foolが書いている。
お金の入り(収入や投資リターン)でなく出の方に注目しているのが、従来のアメリカ人らしくなくて興味深い。
避けるべきと挙げられた5点は次の通り:

  1. コストの高いミューチュアル・ファンド
    日本人にはミューチュアル・ファンドはあまり馴染みがないだろう。
    ここは、コストの高い投資信託と読み替えておけばよい。
    Motley Foolは低コストのファンドとしてインデックス・ファンドなどのパッシブ・ファンドを奨めている。
  2. クレジット・カード金利
    クレジット・カードに有利子の残高を残すべきでないとしている。
    金利が20%前後と高いためだ。
  3. 不必要な豪邸
    不必要に大きく高い住居を買えば、高い住宅ローン金利・固定資産税・保険料・水道光熱費・維持費などに苦しむことになる。
  4. 控除の少ない保険
    保険とはまさかの時のための備えであるとともに、保険料控除を与えてくれる。
    保険料控除のしくみを理解し、控除のメリットも享受することを考えるべきだ。
  5. 宝くじ
    「多くの人たちが一攫千金の白日夢を見ていることは想像できるが、オッズがいいことは決してない。
    ・・・いつも楽しめば大きな出費になるし、ギャンブル依存症なら深刻な問題になる。」

とても興味深いのは5点目、宝くじを避けるように言っている点だ。
趣旨からいって、オッズの悪い賭け事も避けるべきという話だろう。


宝くじにお金を費やすなら、投資を考えるべきだ。
それでも多少のリスクはともなうが、オッズははるかにいい。
特によく分散投資すればなおさらだ。

Motley Foolはこう書くが、本当にオッズがいいと言えるだろうか。
投資と投機、投資とギャンブル、投資と宝くじの間の線はあいまいとしている。
投資を楽しんでいる人たちの中にも、日々のエキサイトメントを求める人は多い。
そうした人たちは、より値動き・ボラティリティの高い資産クラスを好む傾向にある。
そして、その値動きの大きさが高い手数料を正当化してしまうことがある。
結果、本来ならゼロサム・ゲームに近かったはずが、オッズの悪い賭けになっていることもある。

「投資をギャンブルのように扱うな。
ピークと思うところでタイミングよく売ろうと考えるな。
買って長く保有した方がもっとうまくいくはずだ。」

この奨めも正しいが、少し前提が足りない。
前提として、オッズのいい資産クラスを投資対象としないといけない。
どの資産クラスがオッズがいいのか。
これを知るためには、宝くじ・ギャンブルなら胴元の取り分、投資・投機なら商品のリスク/リターンと手数料の吟味が必要だ。

最後に考えるべきは、自身が何を求めているか。
スリルを求めている人にバイ&ホールドを強いたところで幸福を与えられるだろうか。
何を求めたいか、何を求めるべきか、いくらお金がいるか、いくらお金を使っていいか、をまず考えるべきだ。
それでもお金が余っていれば、自制の働く範囲で宝くじ・投機・ギャンブルを楽しめばいいのではないか。


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