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ブラックロック 金利は上がった方がいい:ブラックロック
2021年4月21日

資産運用の世界最大手ブラックロックのリック・リーダー氏が、強気スタンスを続けながらも、継続する金融・財政刺激策に不安を感じている。


先週は少し奇妙な週だった。
経済はとても速く加速した。・・・
そこへFRBがシステムに流動性を供給した。

リーダー氏がCNBCで、先週起こった経済と市場の逆行について指摘した。
同氏は、同時期に財務省が追加の大規模な財政刺激策を行ったことも言い添えている。
金融・財政政策はいまだに危機対応としても大きな規模で実施されている。
一方、経済はすでに順調に自律的回復が進んでいることが数字に表れてきている。

「先週起こったのは、金利低下、株価上昇、コモディティ上昇、銀行の数字は莫大な預金を受け入れたためにバランスシートが膨らんだと示唆している。
少し行きすぎと感じられ始めた。」

ファンダメンタルズと政策対応の間のギャップを心配する人が増えている。
金融・財政政策を同時に吹かすことは、その効果をいかんなく発揮するための工夫だ。
景気後退期、特に金融政策または財政政策のマージンが小さいような時には有効だ。
一方で、景気が力強く回復している今、そこまでやるべきだ。
ハト派からすれば、趨勢的停滞に陥らないためということになろう。
慎重派からすれば、いつか来る巻き戻しに備えていずれかの政策を引き締めておくべきとなる。

リーダー氏は、強気スタンスをやや後退させたという。
現状に不安を感じているためだ。

「率直にいって、こうした環境を目の当たりにして・・・私は金利がもっと上がってほしいと思っている。
それこそ健全な経済の特徴だからだ。
あまりも多くの流動性がシステムに供給され、金利上昇が起こらないのは少し行きすぎだ。
だから、私たちは少し考え方を後退させた。」

リーダー氏はFRBに注文をつける。
もしもFRBがテイパリングについて言及を始めれば、市場には悪影響が出るだろうが、もっと安心するだろうというものだ。

強気スタンスをやや後退させたリーダー氏だが、それでもまだ相当な強気を続けている。

私たちが投資に携わった中で、現在は最もエキサイティングな時期だ。・・・
私はまだ、資産配分の全体を見回す時、株式が最良と考えている。

流動性の力はやはり強力ということだろう。
リーダー氏らが運用するBlackRock Global Allocation Fund(MALOX)のポートフォリオ構成は株式65%、フィクストインカム21%、現金14%とされている。


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