投資

金はこうやって買え:デニス・ガートマン
2020年4月16日

コモディティ王デニス・ガートマン氏が、金や米国株について強気の見通しを語っている。


金はかなり上昇するだろう。
私はゴールド・バグではなく、金には所有すべき時とそうでない時がある。
今は所有すべき時だ。

ガートマン氏がBloombergで、金の購入を奨めている。
金の強気予想を述べる前に、同氏は丁寧に自己紹介をしている。

  • ゴールド・バグじゃない
  • 終末論者でもない
  • すべての通貨が無価値になるとか言わない
  • 政府のやっていることが全くの間違いだとも言わない
  • 楽観主義者だ

ガートマン氏は、自身の発言が色眼鏡で見られるのを嫌っているのだろう。
確かに、同氏はいつもいつも金を買えと言っているわけではない。
でも、かなり多くの局面で金に強気なのも事実だ。
(実は、かなり多くの局面で株にも強気だ。)
やはり、多少は割り引いて聞いておいた方が良いかもしれない。

ガートマン氏は、金を推奨する理由を説明する。

世界の金融政策当局は・・・拡張的な政策を採り続けるしかない。
今も拡張的で、将来も拡張的であり続け、より拡張的になるだろう。・・・
まだインフレに賭けているわけではないが、主要通貨の価値低下に賭けるものだ。

インフレと価値低下の違いは定かではない。
主要国でインフレが昂進するとは考えないものの、主要通貨の為替が安くなる、といった程度をイメージしているのであろうか。
ガートマン氏は従来、金をユーロ建てや円建てで保有するよう奨めていた。

ところが、今回ガートマン氏は、金保有の方法について異なる内容を話している。

「様々な鉱山株に投資するETFがニューヨーク証取にたくさん上場している。
私はETFが良いと考えている。」

まず、金の現物や先物の話をせず、金鉱株の話をしている。
さらに、個別株でなく、ETFを買うよう奨めている。
おそらく、欧米間や日米間の金融政策の乖離が縮小したことにともなう心変わりなのだろう。

コモディティ王は、金相場への自信をのぞかせる。

ロシア中銀が大量に金を買い、中国が大量に金を買い、今は個人投資家が大量に金を買っている。
個人で世界第2位の買い手だったインドも・・・ロックダウンが終われば買い手として戻ってくるだろう。

ガートマン氏は米国株市場についても見通しを聞かれている。
こちらは、やや控えめな言い方になっている。
同氏によれば、2週間前のパニックで底をつけたように思われるという。
ただし、こう思う背景には希望、米国への自信が混じりこんでいるかもしれないと率直に語っている。


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