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超高速の経済回復は中期へ。持株見直しを:モルガンスタンレー

モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏は、景気回復が中期の段階に入るとして、ポートフォリオの内容を見直すべきと説いている。


米市場は力強い強気相場にある。
私たちがやってきたのは・・・米市場の中でこの動きを捉えるためにローテーションすることだった。
その方が指数を予想するより重要だったし、少しばかり成功を収めている。

ウィルソン氏がCNBCで、米市場に対する自信を語った。
投資家が考えるべきは、市場に入ったり出たりすることではなく、米市場の中のどのようなセクター/ファクター/銘柄に投資をするかだという。
コロナ・ショックという特異な景気後退/弱気相場からの回復が進む中、ウィルソン氏は最近、方針変更を行ったと話す。

「基本的に、今回の回復は多くの異なる理由で超高速で進んでいる。
政策による後押し、ペントアップ需要、順調なワクチン接種などだ。
このため、今回のサイクルは通常の倍速で進んでいる。
これが意味するのは、サイクルの回復初期から中期に進みつつあるということだ。」

今回の回復、とりわけ市場の回復は通常の回復期とは比べ物にならないほどのペースで進んでいる。
株式のパフォーマンスも初期のそれから中期のそれに変わりつつあるという主張のようだ。
投資家はその恩恵を受けられるようポートフォリオを見直すべきと推奨されている。
ウィルソン氏は先日にも、同様の趣旨から、低クォリティ株からクォリティ株への乗り換えを奨めていた。

こうした推奨について、キャスターらは気が早すぎるのではないかと感じたようだ。
ウィルソン氏が生活必需品セクターのレーティングをアンダーウェイトから中立に格上げしたことについてコメントを求めている。
ウィルソン氏は、回復初期において生活必需品セクターが出遅れ、一般消費財が有望との見方をしていた。
回復初期の経験則どおりの予想であり、その通りになった。
今は局面が変わろうとしており、両者が逆転すると見るべきだという。

生活必需品セクターには比較的安定的で高い配当を出している銘柄が多い。
市場において金利上昇がリスクとしてクローズアップされている中、それでも(債券と似たところのある)生活必需品なのかとの疑問は残る。
しかし、ウィルソン氏の考えは揺らがない。

市場は金利を無視できなくなり、これらの株に不利に働いてきた。
金利の影響を受ける株に不利に働いてきた。
株価倍率の高いグロース株に不利に働いてきた。
とても割高な分野ではまだそのリスクがあるだろうが、概して、金利ショックはもはやショッキングではなくなっている。


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