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資産価格が高く見える時の投資物色:マーク・ファーバー
2020年12月8日

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、割高に見える市場の中にも多く安い銘柄が存在すると話している。


テクノロジー株は空の上にある。
FANGや関連銘柄の価格はとても高い。
その一方で、世界にはとても低いバリュエーションの株が数千ある。

ファーバー氏がThe Income Generation Showで、株高の企業群に隠れて安い銘柄が多く存在すると指摘した。
セクターの例として資源、エネルギー関連、銀行、素材、工業を挙げた。
地域では新興国市場、欧州の他、米市場でも安い銘柄が存在すると話す。
つまり、指数を見れば高く見える市場も、個別銘柄まで検証すれば買える銘柄があるといいたいのだ。

中でも、ファーバー氏は新興国市場、とりわけアジア市場の重要性を米視聴者に対して説いている。

19世紀終わりの投資家は、欧州投資家ならば、いくらか米国に投資しておくべきだったろう。
19世紀終わり・20世紀初めには、米国が世界の将来だったからだ。
今や世界の将来は中国だけでないアジアになった。

その他、発言の骨子:

  • イエレン次期財務長官は「天文学的な」財政赤字を生み出し、貨幣増発を行うだろう。
  • インフレが戻り、コモディティは底入れ。
  • 新興国は2021年、徐々に回復。
  • 米国が保護貿易を採用しても、メキシコの対米貿易黒字は史上最高となり、中国の輸出も拡大している。
    中国にとってもはや米市場は最大ではあるが最重要の輸出市場ではない。

ファーバー氏は2021の米市場について予想を求められ、一貫したロジックで分かりやすい予想をしている。
《終末博士》とも呼ばれる同氏だが、現時点の見通しは決して弱気一辺倒ではないようだ。

石油株、銀行株、資源株全般が上げる年になるだろう。
FANGとその関連銘柄は下げる年になるだろう。


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