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グッゲンハイム スコット・マイナード 調整の後、数年バブルが継続する:スコット・マイナード
2020年9月17日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、金融緩和の副作用について指摘し、今後数年バブルが継続すると予想した。


最終的には、みんなが予想しているより早く厳しくインフレが戻りうることに市場は驚くことになるだろう。・・・
退出すべき企業が存在するのに、破綻すべき、または再編されるべき企業が生きながらえ、とても非生産的になっている。
だから、突然そうした企業が労働投入を増やしたり、資源需要が増えたりすれば、(インフレ)圧力になる。

マイナード氏がBloombergで、ゾンビ企業の問題を警告している。
FRBの極端な金融緩和の好ましからぬ副作用として挙げたものだ。

興味深いのは、同氏がゾンビ企業をインフレ要因と見ているところ。
多くの人は、ゾンビ企業の存在を供給余剰を及ぼすものとしてデフレ要因と見ている。
どうやら、この点はマイナード氏も承知の上であるようだ。
より深刻な問題の方に話題を移している。

(金融緩和の)一次効果は資産価格の押し上げだ。
来月ぐらいにかけて株式は後退するかもしれないが、概してリスク資産の価格は上昇し、米国債利回りはさらに低下すると予想すべきだ。

つまり、この数か月では資産価格が調整する可能性があるが、その後は上昇トレンドに戻ると予想しているのだ。
当たるかどうかは別として、勇気をもっていつも時期を明示するところが、マイナード氏のすごいところだ。

15-16日のFOMC後、パウエル議長は物価目標・経済回復などいくつかのポイントに触れ、十分に長い間金融緩和を継続するとのメッセージを発した。
マイナード氏はこの金融緩和により「資産価格のバブルが継続する」と予想した。

現実には、この不良投資により積みあがるシステム内の非効率が、課題を難しくしていく。
今後2年ぐらいは表面化しないだろうが、2023年までにはFRBは興味深いトレードオフに直面することになろう。
資産バブルをさらに膨張させることなく、金利を現状なみに維持するのは難しくなるだろう。


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