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誰もあなたを救えない:ロバート・キヨサキ
2020年7月8日

実業家・投資家・ベストセラー作家のロバート・キヨサキ氏が、米国や世界にとっての最大の問題点を指摘し、個人としての解決策を説いている。


我が国や世界に打撃を与える最大のものはコロナウィルスでも株式市場でもなく・・・社会保障と医療保険だ。

キヨサキ氏がThe Income Generation Showに、新著『Who Stole My Pension?』(誰が年金を盗んだのか?)の宣伝のため出演した。
相変わらず正しい見方、偏った見方を交えセンセーショナルに語っている。
医療保険が破綻しつつあるのは、食品会社が売る甘味料による肥満、食品の汚染が原因なのだという。

「中間層に起こっているのは、社会保障、メディケア、そして年金が失われていること。
彼らの貯蓄が破壊されている。」

老後等のための資産形成への意識が薄い多くの人々は、自分たちの貯蓄が様々な攻撃を受けていることさえ気づいていない。
それはパフォーマンスと釣り合わない信託報酬かもしれないし、国家による金融抑圧かもしれない。
こうした状況に気づかない意識の低い人たちは(元々財産があったのでない限り)ただただ厳しい老後を送るしかない。
たとえ気づいたとしても、弱い立場の個人にやれることは限られる。
そこでキヨサキ氏が下した結論は、年金を当てにしないこと。
問題は、どうすればそうなれるのかだ。

「ウォール街や、CNBCのバカたちに耳を傾けるより、その疑問の方が重要なんだ。
善人、バーニー・サンダース、バイデン、トランプも今のあなたを救えない。」

キヨサキ氏の発言はいつもかなり行儀のよくない言葉を含んでいる。
しかし、番組MCは慣れたもの。
きつい言葉にきついジョークで返している。

どうやらFDA(食品医薬品局)が年金を救済するのに重要なようだね。
FDAが元通り平均余命を短くするものを基本的に承認するようになれば、年金支給期間がそんなに長くならないからね。

このブラックジョークは単なるジョークではないのだろう。
この番組は引退期前後の人向けに資産運用に関するテーマを配信している。
そうした問題意識からすれば、求めるものは単純に長く生きることではなく、実のある人生を豊かに生きることなのだろう。
そう考えると、このジョークはただ笑って聞き流すわけにもいかないように感じられるのだ。


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