海外経済 政治

誰のために借金を増やしているのか:ジェフリー・ガンドラック
2021年7月5日

ジェフリー・ガンドラック氏が、供給制約のある中での大規模財政政策の限界についてツイートしている。


2021年3月31日までの12か月の中国GDPは18.3%上昇した。
同期間の米GDPは0.4%しか上昇しなかった。
米財政赤字は同時期、刺激策により爆発的に拡大した。

ガンドラック氏が3日ツイートした。

期間は2020年4月から今年3月までだから、予算執行のラグを考えれば、とりあえずトランプ政権時代の財政支出に注目しているのだろう。
トランプ政権ではコロナ対策に3兆ドル超の経済対策が実施されたが、これは名目GDP 21兆ドルに対し14%を超える。
景気が悪化するから代わりに政府が支出したはずなのに、それがGDPにカウントされてこない。
もちろん、給付金が大きかったことも一因だが、それにしても低い。
その理由は、パンデミックで購買活動が停止したこととともに国内の供給制約にあるのだろう。

おそらく少し単純化しすぎだろうが、米経済刺激策から恩恵を受ける国はいったいどの国なんだ?

ものを作れない国で民間にお金を配っても、民間が買いたいものを国内で作り切れない。
供給不足分は、回りまわって、ものを作れる国の仕事になる。
だから、(経済刺激という観点からは)必ずしも自国の刺激策が少ないことを悲観する必要はないのかもしれない。
大切なのは、他国の刺激策の恩恵を自国の生産者がしっかりつかむことなのだろう。
ガンドラック氏は、そうなれない側の国の住人として嘆き悲しんでいるのだ。


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