投資

ウォール街 良いニュースが出たら売り抜けろ:バンク・オブ・アメリカ
2020年11月19日

バンク・オブ・アメリカのマイケル・ハートネット氏らが、米国株市場の楽観が行き過ぎているとして、ワクチン開発の良いニュースが出てきたところで株を売るよう奨めている。


再始動にともなうローテーションは第4四半期も続くだろうが、『目いっぱいの強気』に近づいていると思うにつれ、今後数週間・数か月『ワクチンで売れ』と言いたい。

バンカメによる17日付レポートについてBloombergが伝えている。
市場の強気が高まり、米市場が天井を形成しつつあると見ているのだ。
「ワクチンで売れ」とは、言うまでもなく投資の格言「噂で買って、事実で売れ」の後段を具体的に述べたものだ。

バンカメが行っているファンド・マネージャー向けの月次調査(11月6-12日実施)では、投資家のリスク・オン姿勢が確認されたという。
小型株・バリュー・銀行・新興国市場株式などが好まれ、債券や生活必需品が売られている。
景気後退から脱するタイミングでのローテーションが今起こっているのだ。

「月次調査では・・・投資家の株式に対する楽観が急上昇し、(株式への)配分は2018年1月以来最高水準になった。
経済成長期待が20年来の高さとなる中で、現金保有は2015年4月以来最低水準に急低下した。」

2018年1月とはどんな月だったか。
ジェレミー・グランサム氏が市場のメルト・アップを予想し、レイ・ダリオ氏が市場の噴き上がりを予想した、まさにその月だ。
誰もが認めるビッグ・ネームの予想はその後外れることとなる。
明るいムードは逆にインフレ・金利の上昇懸念を生むなど、市場にブレーキがかかった。
状況は異なるが似たようなことは同年10月にも起きている。

今回も(原因は違うだろうが)同様な現象が起こるのか。
それとも、新たな材料が加わったために《今回は違う》となるのか。
バンカメは前者を予想しているのだろう。

その他注目ポイント:

  • 投資家が来年最もアウトパフォームを予想する資産クラス: 新興国市場、S&P 500、原油
  • 投資家のネット24%が、バリューがグロースをアウトパフォームすると予想
  • 投資家のネット36%が新興国市場をオーバーウェイトし、最も人気の高い地域に。

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