投資

自信のある資産を持ち続けろ:バイロン・ウィーン
2020年11月27日

ブラックストーンのバイロン・ウィーン氏が、足元の経済・市場環境について説明し、米国株市場の底堅い推移を予想した。


私は、市場の価格が目いっぱいのところまで来ていると考えていた。
しかし、もちろん市場は先を見ており、状況が正常に戻った時点を見ている。・・・
もしも経済が制限のあった時と同様なら、ワクチンができればもっと良くなるはずだ。

ウィーン氏がYahoo Financeで、強気相場を続ける米国株市場の見方を代弁した。

ロックダウンが実施された時、文字通り経済が停止したとの恐怖を感じた人も少なくなかったはずだ。
しかし、経済指標を見る限り、確かに雇用こそ悪化したものの、経済が停止したというような結果では決してなかった。
3月に市場が底を打つと、時期を同じくするように多くの経済指標が回復を始めた。
そして、経済のサブセットである企業の動きはさらに速かった。

ウィーン氏は、現在の株価水準で大きな調整を迎える可能性は小さいと予想している。

「企業は効率改善に取り組んでいる。
だから、3月以降、市場ではかなり楽観的な態度が見られた。
それが価格に反映されていた。
株価は行き過ぎているかもしれないが、現水準からの大きな調整の可能性はかなり少ないだろう。」

ウィーン氏は、来年2021年のうちに企業収益がコロナ前の2019年を超えてくるだろうと話している。
こうした見方が株価の底堅さをもたらしているという。

ウィーン氏は8月、市場を牽引してきた大型グロース株のバリュエーションが目いっぱいのところまで上がったことを理由に、米国株市場の上値は重くなると予想した。
今回のインタビューでは、見通しについて楽観側へ変更されたようだ。

ウィーン氏は、小口投資家へのアドバイスを求められると、重要なこととして「好きなものを保有すること」を挙げた。
さらに、現在の文脈の中でのアドバイスも述べている。

私は大きな調整は予想しないので、市場が下げるようでも一時的なもので済むと考えている。
小口投資家は自信のある保有資産を持ち続けるべきだ。
私は現在の市場環境で積極的に売るつもりはない。

ウィーン氏は、現在投資家が注意すべきサプライズについても聞かれている。
同氏の年初恒例の「びっくり10大予想」は有名だ。
ウィーン氏が漏らしたところでは、10月から作業を始め、その負担ゆえに結婚生活を壊しかねないほどだったという。
つまり、同氏は来年の「大予想」作成をすでに進めているはずだ。

ウィーン氏は質問の答として、トランプ・バイデン両政権ともに敵対的になると心配される米中関係を挙げている。

世界第1位・第2位の経済大国が互いに戦い合うなんで意味がない。
関係に変化があるなら歓迎すべきサプライズになるだろう。


-投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。