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結局ジム・ロジャーズは日本株に投資したのか?(Part 2)

ジム・ロジャーズ氏が、米経済と政治について予想し、トルコや日本への投資について語っている。


トランプ氏や米政治家は再選を望んでおり、選挙が11月にある。
だから、莫大なお金を使い、莫大なお金を刷っている。
彼らは再選され、今後6-9か月は素晴らしいのかもしれない。
私の子供たち、私はどうなるんだ。

ロジャーズ氏がトルコ国営アナドル通信社のインタビューで、米政府・FRBの拡張的金融・財政政策を批判した。
近視眼的で利益誘導をもくろむ政策が、長期的に事態を悪化させるとの危機感を示した。
同氏は以前から、米国をはじめとする世界中での債務拡大を問題視していた。
リーマン危機は過剰債務により引き起こされたのに、その後も世界が債務を拡大させていると指摘。
次の危機は人生最悪のものになると警告している。

2008年には世界中で利下げという選択肢があった。
今はその選択肢がない。
金利はすでにゼロだ。
だから(金利に)何かあるなら、来年・再来年に金利が上がるのだろう。
それが、今回の状況を悪化させる。

過去の日本を見る限り、金利が短・中期的に上昇に向かうかどうかは不透明だろう。
とはいえ、FRBにほとんど利下げ余地がないのは事実。
それが、コロナ・ショックでの危機対応に1つの制約を与えているのは間違いない。

ロジャーズ氏の心配はそれだけではない。
トランプ大統領の通商政策にもまだ不安が残っていると指摘する。

さらに、ワシントンには貿易摩擦に戻りたい人がいる。・・・
米国内に問題が発生すると、彼は自分の誤りを認めず、中国、カナダ、ドイツ、世界中のせいにするだろう。
だから、彼は貿易戦争を再開するかもしれない。

ロジャーズ氏は、米国が貿易戦争を再開すれば、米国や世界の経済にとってさらなる悪化材料になると話す。

ロジャーズ氏は、例によって現在の有望な投資先について尋ねられている。
同氏の答は従来のものと変化ない。
ただし、今回はトルコ国営メディアからのインタビュー。
投資先としてのトルコについて尋ねられており、参考になるかもしれない。

「あなたも知っているように、トルコは通貨・債務ほかいくつかの点で深刻な問題を抱えている。
しかし、現在すべての新興国市場が大きくやられている。
だから・・・トルコ市場が買えるかどうか、私は見てみるべきなのだろう。
私は答えを持たないが、新興国市場はすべてこれまで叩かれ続けてきた。
一般論ではこうした場合チャンスにつながるものだ。」

これはロジャーズ氏独特のリップサービスだ。
投資するつもりがない場合に紳士的・婉曲的に回答するやり方だ。
トルコには興味がないということだろう。

さて、注目の日本株投資はどうなのか。

「日本に注目している。
まだ買っていないが、大きく下げているから注目している。」


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