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ハワード・マークス 経済成長が続く限り株は転げ落ちない:ハワード・マークス
2021年10月20日

オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、現在の米国株市場のバリュエーションに対する見方を語り、投資家が採るべき重要な行動の1つをアドバイスしている。


重要な1つの要因は、経済成長の先行きだ。
経済はまだ成長しており、まだしばらく成長が続くと考えている。
バリュエーションは高いが、不合理なほどではない。

マークス氏がCNBCで、米市場はまだ弱気になる局面ではないと話した。
米金融メディアではこのところ、市場心理の悪化を示唆するニュースが報じられているが、マークス氏の見方はさほど弱気に振れていないようだ。
その1つの大きな理由は、まだ経済成長が続くと見込まれることにある。
同氏は、経済成長が続く限りは株式市場が転げることはないと予想している。

S&P 500の予想PERは20倍、過去の平均は16倍で、この尺度ではやや割高だ。
一方で、バリュエーションは大きく金利の影響を受け、金利は過去最低だ。
仮にバリュエーションが過去最高でもバカげたことではないが、そうはなっていない。
だから大丈夫、存続可能だと思う。

マークス氏は、金融メディアが「売りか買いか」という二分法に傾きすぎていると指摘する。
同氏は二分法ではなく「高い」、「フェア」、「安い」に分けているといい、「高い」時には売るべきだろうし、「安い」時には買うべきだろうという。
この三分法によれば、現在のバリュエーションは「フェア」の領域にあるのだという。
「フェア」の中の高い方かもしれないが「合理的な幅の中に収まっている」のだという。

では、「フェア」の領域にある時、投資家はどう行動をすればよいのか。
市場サイクルを極める』の著書もあるマークス氏は、サイクルの局面との関係において、すべきことを語っている。

息子に『自分のサイクル予想はキャリアを通してかなりうまくいったと思う』と言ったところ、彼はこう答えた。
『父さん、それは父さんが50年間で5回しか予想しなかったからだよ。』・・・
チャンスの間には特段すべきことはなく、ただ保有し続けて待つだけでいいんだ。


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