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経済はゴルディロックス・ペース:ジェレミー・シーゲル

ジェレミー・シーゲル教授が、まったくぶれることなく強気予想を継続している。


経済は健全なペースで前進している。
ゴルディロックス・ペースだ。
強すぎず、間違いなく弱すぎでもない。

シーゲル教授がウォートン・ビジネス・ラジオで、米国株市場にとって追い風が吹き続けていると示唆した。

概ねシーゲル教授の発言の趣旨に変化は見られない。
以下、主なポイント:

  • 雇用統計で平均時給が上昇しているが、労働時間は低下しており、そう強い結果ではない。生産性上昇が効いており、インフレ要因とは限らない。
  • インフレの見通しは好ましい方向。
  • 実績のデータに心配材料は見られない。
  • 銀行預金に増加の可能性が見られ、実現するなら経済を後押し。
  • 株式上昇に必要なのはFRB利下げではなく、経済の強さ。いまだ株式に前向き。
  • バリュー株とグロース株のバリュエーション格差が大きい。辛抱して循環株にとどまるべき。

以前からシーゲル教授は、イールドカーブの長短逆転を解消するような政策金利を要望してきた。
逆イールドが経済に望ましくない影響を与え、景気後退の先行指標とされてきたからだ。
教授の考えるあるべきイールドカーブとは「FF金利が3.0-3.5%、長期金利が4%前後」だという。
長期金利は現状とすでに合っている。
FF金利は2%程度引き下げなければいけない計算になる。

現在は、イールドカーブ長短逆転でも景気後退が来ていない史上最長の期間の1つだ。
でも、この景気後退は最も通常でないものの1つだが、最も通常でないというわけではない。
昨年末、ソフトランディング確率の見通しが50:50を超えたと話したが、今も同じ見方だ。

シーゲル教授は今も株式に強気だが、メインシナリオはノーランディングではなくソフトランディングのままだ。

イールドカーブの逆転解消については確度の高い景気後退の先行指標(直前のサイン)であることも覚えておくべきだろう。


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