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ブラックロック 米長期金利は一旦停止、その後上昇へ:ブラックロック

資産運用の世界最大手ブラックロックのリック・リーダー氏が、今後の米(長期)金利について、数か月のホライズンで上昇すると予想した。


来週ぐらいまでなら、金利が大きく上昇するのは難しいだろう。
四半期の終わりでリバランシングが起こるからだ。
現物のお金がイールドカーブの長期側に注入される。

リーダー氏がCNBCで、米長期金利の方向性について解説した。
四半期末を控えて、いったん金利上昇は落ち着くとの予想だ。
短い間の話だが、株式市場にとっては朗報なのだろう。

リーダー氏は、フィクストインカム市場の中でもこの種の動きが済んだ市場があるという。
そうした市場では、長期利回りが上昇を始めている。

「投資適格社債市場では、利回りが魅力的になり始めた。
ドル価格が大きく下がった。
イールドカーブの長期側に面白いチャンスがある。」

ポジション・トークもあるのかもしれないが、債券投資に前向きな意見が出てくるのは一筋の希望の光を感じさせる。
極端に債券投資に対して否定的な意見が多いのは、多くの投資家にとって喜ばしいことではない。
債券で購買力を確保でき、そこそこリターンの上乗せが見込めるなら、それに越したことはない。
株式投資家にとっても、債券は全く無用のものではないはずだ。

リーダー氏の予想はいずれも極めて短いホライズンの話にすぎないという。
米国債利回りは短い間停止するだけで、2-3か月のホライズンでみれば上昇が予想されるという。
金利上昇を予想する理由を尋ねられると、多くの中から2つの理由を挙げている。

  • 経済成長が爆発的なものになると予想する。
  • FRBがテイパリングを始めると予想する。

とりわけ後者については、リーダー氏はFRBのフォワード・ガイダンスが重要と注文を付ける。
長期金利の動向への思惑から、足下で神経質な市場の動きが続いているからだ。

「私たちはまだFRBからどう移行が行われるか知らされていない。・・・
FRBのプランとテイパリングの開始時期を知らされれば、市場は安定化を始めるはずだ。」

リーダー氏は、金利上昇予想の理由としてインフレ上昇を挙げていない。
コンセンサスのとおり(ベース効果など)一時的要因が大きいと見ているためだ。

過去数年よりインフレは高めになるだろうが、インフレが制御不能になるとは心配していない。
それが金利上昇を煽るようなことはないだろう。


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