米株式市場墜落は2022-25年:ロバート・キヨサキ

実業家・投資家・ベストセラー作家のロバート・キヨサキ氏が独特の経済観を語り、次に来る株式市場の弱気相場の原因と時期を予想した。


株式市場は市場最高値圏だ。・・・
物事がすべて私がフェイク・マネーと呼ぶものの上に乗っかっており、それが心配だ。
・・・市場が下落した時、多くの人が持っていかれてしまうだろう。

キヨサキ氏がBloombergが次の弱気相場への備えを奨めた。
同氏は商売人だけに、新著『FAKE: Fake Money, Fake Teachers, Fake Assets』のテーマを入れ込んでいる。
キヨサキ氏が言いたいのは不換紙幣への不信だ。

「1971年ニクソン大統領がドルを金本位制から離脱させた。
ほとんどの人は意味を理解できなかった。
この意味は、米政府がほしいだけドルを発行できるということだ。」

こうした通貨を貯蓄することに意味があるのか、キヨサキ氏は疑問を呈す。

「1981-2008年はうまくいった。
フェイク・マネーのおかげで市場は上昇した。
しかし、下がり始めると持っていかれてしまう。
しかし、同時に、市場が上昇している時、金利が低下した。
マネーの量が増える中で金利が低下した。」

金利低下は水面下まで進み、世界には莫大なマイナス利回りの債券があふれている。
キヨサキ氏は「預金者は敗者だ」と言い切る。
では、誰が勝者なのか。

私は、1971年にドルが債務になったため、借金をマネーとして使うことを好んでいる。


預金者が敗者ならば、勝者は論理的に言って借りる側になるのだ。
ドルが兌換紙幣の頃にはその裏付けの希少価値から預金者は勝者たりえた。
しかし、ドルが債務となってからは、希少価値は失われ、むしろ希薄化ばかりが進んだ。
金利も低下を続けてきた。
だから、価値の失われるドルを持つのでなく、それを逆手にとって借金をすべきというのだ。

「2008年、私は市場のクラッシュですべて持っていかれるのではなく、市場のクラッシュを待って、超低金利のローンで300百万ドルの不動産を買った。」

とは言え、儲かればどこかに富を蓄えておく必要がある。
それはどこにすればいいのか。
キヨサキ氏は、自分の好きなものに投資すべきという。
それがたとえ株式であろうと、ビットコインであろうとだ。
そう言いつつも、キヨサキ氏の選択は別のところにある。

「私が金を好むのは、金が神のマネーだからだ。
金・銀は地球ができて以来存在する。
人類が滅亡後も長く存在するだろう。・・・
私の基礎が金なのはそのためで、2階が不動産、3階が特許など知的財産だ。」

キヨサキ氏はこの他に借金・節税が好きと話しているが、いい弁護士・会計士を雇うべきとも付け加えている。

キヨサキ氏は見てきたように次の市場下落のシナリオを予想した。
前回の暴落はサブプライム・ローン市場の崩壊が引き金となった。
次は年金だという。

米国の年金の積立不足はひどい状態だ。
これが今株式市場を押し上げている。
皮肉なことに、私の世代、ベビー・ブーマー世代は引退できない。
この世代は、これらハイ・リスクの投資をウォール街で買ってきた。
これが次に市場を下落させるだろう。
賭けをするなら2022-25年だろう。

ロジックは定かでないが、これが来年出版予定の新著のテーマらしい。


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