米景気拡大はあと数年は続く:ジェイミー・ダイモン

JP MorganのJamie Dimon CEOが、米経済について強気の見方を話している。
あと数年、米経済は良好な状況が続くだろうと語った。


状況が悪化することへの備えはしているが、それを予想はしていない。
米経済はしばらくの間かなりいい状況が続くだろう。

米国を代表するバンカーがFOX Businessで、米経済について楽観論を語った。
第4四半期の市場の混乱は、貿易摩擦と政府閉鎖への過剰反応がもたらした過度な悲観にすぎなかったと分析した。
では、ダイモン氏は米経済の真の姿をどう見ているのか。

「米国で見られるのは、米消費者のバランスシート・所得が弱くなく強いということ。
ほとんどの人々が労働市場に戻ってきており、これは良いことだ。
企業もとても強く、利益が好調、資本的支出はまだ上昇している。
企業や消費者の信頼感は高水準で、住宅も供給不足だ。」

ダイモン氏は、実体経済を見る限り、追い風が圧倒していると言いたいのだ。
同氏はFRBの金融政策についても、大きくハト派にスタンスを転換したことを評価している。
この人は褒め上手で、不必要な論争でポイントをぼかしたりしないのだ。


「FRBは(引き締めを)停止したが、正しいことをしたと考えている。
わずかな鈍化に順応する時間を人々に与えたのだ。
でも、わずかな鈍化に見える。」

ダイモン氏の本音はどこにあるのだろう。
同氏は第4四半期の波乱の原因を貿易摩擦と政府閉鎖への過剰反応と分析したが、それが本心ではないだあろう。
FRBのタカ派スタンスとそれを忖度した長期金利の上昇が原因の一角でなかったとは考えにくい。
主因が3つとして、政府閉鎖は小康状態、長期金利は大きく低下に転じた。
インフレが再び目立って上昇傾向を示さない限り、FRBはこれ以上の引き締めを行わないだろう。
貿易摩擦も、輸出入と関税に関する限り、最悪の方向には向かわないと予想されている。
ならば、ダイモン氏が強気スタンスをとるのは当然のことなのだ。

貿易問題を除けば、来年・再来年に景気を止めてしまう材料は見当たらない。
もちろん、景気をストップさせるのは地政学的イベント、地政学的トラウマ、何か悲惨な出来事かもしれない。
成長が加速してインフレが起こるのかもしれない。
しかし、今のところそんなことは見られない。
あと数年の経済成長を否定するような法則は何もないんだ。


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