米国株市場が終わる時:ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏のYahoo Financeインタビュー号外編の第2弾。
典型的な弱気相場の進み方を解説し、今後の見極めポイントを語っている。


「今は弱気相場だ。
弱気相場というのは20%下落したからといった狭いものではない。
弱気相場とは何かばかげたことで始まり、ばかげたことが止む。
そしてより伝統的なことが次々とやってきては止んでいく。」

ガンドラック氏がYahoo Financeインタビューで弱気相場の進み方について語っている。
同氏は、弱気相場がいつも「ばかげたこと」で始まると話す。
バブル的で、常軌を逸した熱狂を集める何かだ。
今回の弱気相場の象徴となった「ばかげたこと」はビットコインだったという。
ガンドラック氏は以前から、ビットコインを株式市場の優れた先行指標と指摘していた。

「ビットコインはゼロから一直線に2万ドルまで行き、ばかげていた。
他の本当に正気じゃないことまで起こり、ばかげていた。
クリプトカレンシーではなく、クリプトキティーというのまで出てきた。
猫を集めるゲームなのに、名前に『クリプト』とついていた。
それぞれ特徴があるが、猫のマンガがついている。
一時は100千ドルで売られているのもあった。
もちろん今はゼロだ。」


ガンドラック氏は、こうした現象が1990年代終わりのPets.com、2006年のピック・ア・ペイ、負の消却、ローン・ツー・バリュー120のローンを彷彿とさせると話している。
ドットコムなら何でもよく、住宅ローンならなんでもいい、前2回のバブルにはそういう雰囲気があった。
今回のバブルでは『クリプト』とついていればいい、ブロック・チェーンと関係していればいいという雰囲気がある。
こうした「ばかげたこと」が弱気相場のサインになるという。
そして、これを皮切りに「伝統的なこと」が次々と起こってくる。

「ビットコインは正気じゃなく、2018年12月にクラッシュが始まった。
そして、世界の株式市場が1か月後にピークを打った。
そして運輸がピークを打ち、公共がピークを打った。
そしてダウ平均がピークを打った。
S&Pがピークを打った。
そして最後にNASDAQがピークを打った。
残り5銘柄になり、4銘柄になり、AmazonとAppleの2銘柄になり、そして10月3日、終わった。」

今回の進展は、弱気相場の進み方そのものだったとガンドラック氏は振り返る。
もちろん、今の弱気相場はまだ進行中だ。
先に予想した長期金利上昇予想が株式市場の先行きに大きく効いてくるという。

FRBの転換に助けられ、債券の上昇が株式市場への圧力を減らしたことで助けられた。
しかし、長期金利が上昇を始めれば、そう予想しているが、もし30年金利が350 bpを抜ければ終わりだ。
特に、株式上昇の1つのエンジンである自社株買いに対して債券市場が競合することで、自社株買いが潜在的に危険にさらされるからだ。


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