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グッゲンハイム スコット・マイナード 米国株はさらに15%以上下げる:スコット・マイナード

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、新型コロナウィルスに端を発した経済・市場の混乱について予想を述べた。


1つ心配なのは、みんなあまりにも些細なことに気をとらわれていることだ。
FRBが利下げせざるをえない、今日するか、次のFOMCでするか、といったことだ。
終わってみれば、こうしたすべてのことは大して重要じゃなかった。

マイナード氏が3日午後、CNBCで米国株市場下落について語った。
FRBによる50 bpの利下げのアナウンスは刹那、株価を上昇させた。
しかし、その後、株価は結局大きく下落してしまった。
多くの人が以前から指摘していたとおり、新型コロナウィルスの問題を金融政策で解決するのには無理があったのだ。

新型コロナウィルスについては、供給側と需要側にショックを与えているとの見方が一般的だ。
金融緩和は供給側には大きな効果をもたず、主に需要側を刺激するツールと言える。
しかし、今回の場合、需要拡大を阻害するはっきりした理由がある。
マイナード氏は先週「利下げは誰かにウィルス感染のリスクを取らせるわけではない」と指摘していた。
確かに、利下げとは、信用面でのリスクテイクを促すものにすぎない。

マイナード氏は、政府・FRBに注文を付ける。

「政策立案者は落ち着いてTALFやTARPなどの政策を設計すべき時に来ている。
政府は、今後数か月でキャッシュフローが限られてしまうたくさんの企業に資金供給できるようにしておかないといけない。」

TARPはリーマン危機後に金融安定化のために導入された「不良資産救済プログラム」であり、TALF(「ターム物資産担保証券貸出制度」)はその1メニューだ。
マイナード氏の目にはすでに大量のデフォルト発生と金融不安定化のリスクが見えているようだ。

マイナード氏は同日Bloombergで、金融市場の先行きを予想している。
同氏らしい、メリハリの利いた弱気な予想が語られている。

市場のテクニカルを見ると、先週言ったとおり(S&P 500)が3,000までリバウンドしてもおかしくない。
しかし、ファンダメンタルズを前提として市場のテクニカルを重ね合わせると、現株価水準から15%、それ以上下落すると予想している。
債券市場については、FRBはさらに利下げせざるをえないだろう。
私たちのターゲット、10年債利回り25 bp、超長期1%は、現時点でほぼ不可避だろう。


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