米国株は「通常の調整」:バイロン・ウィーン

ブラックストーンのバイロン・ウィーン氏が、現在の米国株市場の下落を「通常の調整」と形容した。
今年も「10のサプライズ」の的中が期待されており、ウィーン氏に迷いは見られない。


「年初、私は市場が約15%上昇しS&P 500で2.850-2,875まで上がると予想した。
市場はそれを越え・・・調整した。
私はこれを、継続する上昇トレンドにおける通常の調整と見ている。」

ウィーン氏がCNBCで話した。
同氏が長い間注目を集めてきた1つの理由は、徹底的にデータに基づいた予想を続けてきた点が挙げられる。
市場の心理に右往左往するのではなく、マクロ・ミクロのファクトから予想をはじき出す。
それがウィーン氏の予想の的中率を高めている。


「米中貿易摩擦は深刻で長引くだろうが、それが景気後退や弱気相場をもたらすとは思わない。
市場はまだかなりいい状態、経済はとてもいい状態だ。
通常の調整がまだ続くかもしれないが、世界の終わりではない。」

米国株市場では10%までの下げを「調整」と呼び、20%以上を「弱気相場」というのが通例だ。
(10-20%の間はグレー・ゾーンで、弱気相場とは言わないから、やはり調整となるのかもしれない。)
S&P 500の終値ベースの高値が2,954.13ポイントだから、ピークから10%ならまだ少し下げる可能性があるのかもしれない。
ウィーン氏のいう「通常の調整」がその通りなら、その後は上向くことになる。

市場で心配されているイールド・カーブの長短逆転については、長期金利が底を打ったかどうかはわからないと答えている。
その上で、今回の逆転のしかたが特徴的だった点を指摘し、ファクトから導かれる自身の見解を述べている。

通常、イールド・カーブが逆転するのは、短期側が長期側を越えて上昇するものだが、今回は違う。
長期側が短期側を越えて低下した、極めて異なる状況だ。
(長期側の)低下は人々が経済が本当に困難な状態にあると考えているからだ。
私はそうは思わない。


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