米国は2020-21年帰還不能点を越える:ジェフリー・ガンドラック

新債券王ことDoubleLine Capitalのジェフリー・ガンドラック氏のYahoo Financeインタビュー号外編。
ガンドラック氏がタブーなく社会問題に言及している。


今起こっているのは、ついにミレニアル世代がベビー・ブーマー世代を憎み始めたということだ。

ガンドラック氏がYahoo Finanaceで世代間の憎み合いが始まっていると心配した。
分断される米社会の一断面は世代間にも存在する。
米国の政策は各世代を不公平に扱ってきており、高齢者と若者に対する歳出の比は7対1にも及ぶという。
ガンドラック氏は、直接的な表現で問題点を指摘する。

「もしも死にゆく人に投資して将来に投資しないなら、明るい将来は得られない。
ミレニアル世代は気づき始めたんだ。
だからベビー・ブーマー世代はすべての富を抱え込み、ミレニアル世代は何も持たないということを。」

シルバー民主主義は米国だけの問題ではない。
高齢者は国を作ってきたと同時に莫大な借金も作ってきた。
それを子や孫の世代に引き継がせようとしている。


「米国は分岐点にある。
今後数年はまず確実に何もしないだろうから、2020-21年になり、帰還不能点を越えてしまう。
そうなれば対処せざるをえなくなる。
問題は22兆ドルの債務、それが急速に増大していることだけでなく、123兆ドルの未積立の債務だ。」

米国でも年金など社会保障の負担増は大きな問題だ。
アラン・グリーンスパン元FRB議長も同様の問題提起を盛んに繰り返している。
しかし、現時点で米社会はむしろ逆の方向に歩いているように見える。

ガンドラック氏は、帰還不能点を越えれば、債務金額の方向性が明らかになり、否応なく対処せざるを得なくなると予想する。

「何が解決策だって?
解決策は、給付を削減することだ。」

対象者を絞る、支給年齢を上げる、金額を減らす、さまざまなやり方で給付削減を検討すべきだと言う。
ガンドラック氏は123兆ドルの大きさを説明する。

「私たちが将来の債務123兆ドルを積み立てるとすれば、これはGDPの6倍にあたる。
これを60年でやっても、毎年のGDPから10%を債務への引き当てに回さなければならない。
6%の財政赤字の経済から10%の黒字へと転換しなければいけない。
今から16%の大改善であり、債務引き当ては不可能だ。」


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