米中交渉が不調なら10-20%の下げへ:ジェレミー・シーゲル

ウォートンの魔術師ことジェレミー・シーゲル教授が、米国による対中追加関税の市場への影響について解説している。
これまでの米政府の発表どおりなら今週10日より対中関税が25%に引き上げられることになる。


以前は、市場は貿易摩擦解決を90%の確率と織り込んでいると考えていた。
今では、70%、あるいはもっと低くなった。
これは市場には下方のショックだ。

シーゲル教授が7日CNBCで、トランプ大統領が宣言した対中追加関税についてコメントした。
教授はこれまで米中貿易摩擦についてはかなり楽観的な見込みを示してきた。
90%の織り込みとなっている米中合意が実現することで、米市場の上げの材料になると予想してきた。
今回の追加関税はそうした予想から見ると一歩後退になる。
シーゲル教授は、10日に追加関税が実施されれば、米国株市場はさらに下げるとみている。

米市場はもっと下げるだろう。
どれだけ下げるかは、どれだけ長く続くかによる。
もしも両方が頑張ってしまえば、市場は10-20%下げる可能性がある。


こじれた場合には大きな調整になると予想しつつも、シーゲル教授は、結局は解決に向かうとの見方を続けている。
来年に大統領選挙を控え、経済・株式市場を売り物にするトランプ大統領が現実的な道を選ぶと予想している。

「彼がごり押しした1月の政府閉鎖のことを思い出すと、結局のところ6週間支持率を落としただけで何も得るところはなかった。
今回はもっと深刻で、実際に株式市場と経済に影響することだ。
もしも数週に及べば、ニュース・メディアは非難するだろう。
だから、問題は彼がどれだけ長くそれに耐えられるかだ。」

シーゲル教授は、トランプ大統領が交渉を前に進めていると言えば、ダウ平均はすぐに500-700ポイント上げるだろうという。
教授は、今後の進展の見方を解説している。

だから、問題は何が金曜日に起こり、いつどの程度の期間それが続き、どのような中国の報復があり、どの程度の期間それが続くかだ。
今後2-3週間は、これが市場の関心を完全に独占するだろう。
・・・しばらくはボラティリティがかなり高まるだろう。


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