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私はまだほぼフル・インベストだ:ジェレミー・シーゲル

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が高インフレの継続を予想し、投資先の選別法について言及している。


「今日の経済にとっての主要な問題はFRB、インフレ、そしてFRBがインフレ退治で出遅れていることだ。」

シーゲル教授がCNBCで、持論を繰り返した。
教授はこれまでも、FRBはとっくにテーパリングを終え、今すぐにでも利上げに着手しなければいけなかったと、FRBを批判してきた。
シーゲル教授は足元のコロナ再増加がブースター接種で制御されると期待し、FRBは出遅れを取り返さざるをえなくなると読む。
具体的には、11月のCPIをうけて12月にテーパリング加速が公表されるとの読みだ。
教授は、市場がその変化への準備ができているかあやしいとして、ボラティリティ上昇・調整入りを予想している。

興味の1つは、短期売買のトレーダーがどうすべきかだ。

私は調整を予想しており、問題はそれまでにどこまで株価が上がっているかだ。
将来調整が来るとわかっていても、今売るべきかどうかはわからないからだ。
TINA(他に選択肢がない)はまだ生きており、私はまだほぼフル・インベストだ。

仮に調整入りするとして、重要な日程はCPI統計やFOMCだろうが、市場変化の定かなタイミングはわからない。
調整入りまでに予想外に時間があって株価が上がるなら、しばらく売る必要がないともいえる。
(もちろん、それは神のみぞ知ることだが。)
トレーダーにとっては、そこが考えどころだ。

一方、人生をかけて長期投資を推奨してきたシーゲル教授に迷いはない。
だから、フル・インベストとなる。

私は、債券はどんどん悪くなっていると思うし、6%超で上昇を予想するインフレによって現金は消えつつある。
だから、たとえ株式に山谷あっても、このシナリオでは実物資産を保有すべきで、株式は実物資産だ。
株式は実物資本、土地、設備、著作権、知的財産権への請求権であり、長期では価値を保全する。

シーゲル教授は2022年の主要テーマが「インフレから守られた利回り」になると話す。
みんながその追求に躍起になると予想する。
例として配当株、金融株のほか「保守的なテック株」を挙げた。
条件は「合理的なPER」がついているものだ。
逆に非合理に高いPER・PSRがついている銘柄は配当率も悪く、対象にならないという。

単にセクターで選ぶべきとは限らず、個別銘柄を見ないといけない。
みんなインフレから守られた利回りを求めるだろう。・・・
金利が上がれば、DCFが遠い将来に依存するとても割高な株式は、割引メカニズムにより影響を受ける。


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