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短期・長期のドル相場、金価格:ジェフリー・ガンドラック
2020年8月15日

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、短期・長期に分けてドル相場と金価格についてコメントしている。


私はたくさんニュースをみるのをやめたんだ。
とても繰り返しが多く、気が滅入るからだ。
でも、たまたま私がニュースをつけた時、ある政治家の言葉にショックを受けた。

ガンドラック紙が11日のウェブキャストで、政治ニュースにショックを受けたと漏らしている。
どうやらショックを受けたのは財政支出に関するニュースだったようだ。
同氏は以前から焦点を絞らない救済策の問題点を指摘していた。
しかし、現実には、選挙の年ということもあってか、薄く厚い救済策が採られ、今後もある程度の継続が予想されている。
もちろん政策にはコストが存在する。

ガンドラック紙は、一連の刺激策の巻き戻しについて質問を受けると、不可能と答えている。

「みんな約155兆ドルもの引き当てのない負債を今日の購買力のドルで返済するのが不可能なことを理解すべきだ。・・・
この財源のない負債はGDPの750%に上る。・・・
引き当てのない負債を大幅にデフォルトまたはリストラするか、通貨価値を低下させなければならなくなる。」

デフォルト、リストラというのは、社会保障等において国民にとって不利益変更することを指している。
つまり、国民の負担において負債を減らすということだ。
一方の通貨価値低下の場合、負担するのは国民だけでなくドルの保有者(外国の政府・企業・個人を多く含む)になる。
同氏は米国の厳しい将来を予想するから、米ドル・米国債・米国株に厳しい長期的見通しをもっている。

金利も長期側がじりじり上げ始めた。
長期債にも短期債にも全く興味がない。・・・
ドルはもっと下がるだろうから、金はもっと上がるだろう。

ガンドラック氏は、現在ほとんどの市場が短期的な戻しを迎えていると見ている。
3月の底からのリスク資産の上昇が長かったためだ。
だから、11日の金の100ドル超の下落も驚かなかったし、ドル安も一服すると見ている。

当面、長期ではなく、短期ではドル安は一服だろう。
長期ではドルは確実に下がると思う。

ガンドラック氏は、ドルの準備通貨としての地位を永遠ではないとコメントしている。


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