海外経済 投資

短期・中期・長期のセクターローテーション:ゴールドマン
2021年4月23日

ゴールドマン・サックスのデービッド・コスティン氏が、米経済が正常化していく過程でのセクター/ファクター戦略について語っている。


極めて短期的なホライズンなら、まだシクリカルだ。
経済はまだ成長しており、多くの追い風がある。
刺激策、企業活動の再開、米国ではワクチン接種がかなり順調だ。
これらはすべて、シクリカルな事業構造の企業に恩恵を与える。

コスティン氏がBloombergで、今後の投資戦略についてホライズン別に解説した。
米経済再始動による急激な成長が鈍化し、インフレ懸念が拭えない中での対処法を尋ねられたものだ。
同氏の答は、短期的にはまだ経済再開で恩恵を受ける銘柄が有望というものだった。

コスティン氏が短期のホライズンで挙げた戦略とは

  • 成長鈍化に注目: 
    米国は今四半期に成長率がピークになり、欧州は年後半になる見込み。
    国内事業の大きいシクリカルからグローバルなシクリカル銘柄へのシフト。
  • インフレ圧力に注目:
    コスト増を顧客に転嫁できる価格決定力を有する企業。

もう少し長いホライズンになると、経済回復が一服し、シクリカル有利も終わるのだろう。
コスティン氏は、米経済成長のペースがピークとなるのが今四半期、おそらく4月になると予想する。
急速な経済成長の恩恵が終わり、成長鈍化が鮮明になると、別の戦略が必要になってくる。

歴史的には、こういう時には幅広い株式市場についてリターンが低下し、クォリティ関係の数値を取り入れるとアウトパフォームする傾向がある。
そして、長期で趨勢的なグロース株、往々にしてテック株を考えたい。

コスティン氏は、短期では工業や消費関連などシクリカル、その後クォリティ、長期ではテクノロジーへと有望分野が変わると予想している。
同氏は、間近に成長鈍化を予想するものの、市場に対して弱気になるべきでないと話している。

今はディフェンシブ戦略ではなくバーベル戦略が適当だろう。
今はディフェンシブになる状況になく、オフェンシブにやや趨勢的な変化(の観点)を加えたものとするべきだ。


-海外経済, 投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。