投資

知的になるのではなく・・・:マーク・ファーバー
2019年10月2日

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、投資家に用心と守りを怠らないよう奨めている。
最近のいくつかの出来事は、流動性クランチの継続の可能性を示しているという。


強調したいのは、多かれ少なかれ流動性クランチはすべての資産価格に悪影響を及ぼすということだ。

ファーバー氏が月例書簡で、市場環境への危機感を募らせている。
《終末博士》の異名をとる同氏からすれば、最近起こったいくつかの出来事が市場の重大な変化と読み取れるようだ。
1つ目は9月のFOMC直前に起こったレポ市場での金利急騰だ。
ファーバー氏は、これを軽く見るべきでないと主張する。

「専門家の中には最近のカオスな挙動を重くは見ない人もいるが、私ははるかに深刻と考えている。
これは、少なくとも市場参加者の一部にとって流動性がタイトになったことを示しているからだ。
仮に広範な流動性クランチが続くなら『資産インフレにさよなら』となり、QE 4とともに『広範な資産デフレ』よいらっしゃいとなろう。」

ファーバー氏は、今後も金利急騰などの事象が続くのなら、資産インフレはデフレに切り替わり、FRBが量的緩和の再開に追い込まれると予想している。
ファーバー氏のもう1つの懸念は、米IPO市場の変調だ。
ユニコーンと呼ばれる大型未公開企業の上場で不調が続いている。

「2019年9月24日は年金資産を未公開株(PE)運用者に任せる傾向とともにユニコーン・バブルの終わりの始まりとなる可能性が高い。
PEファンドには流動性の問題を抱えているところがあるかもしれない。
さらに、ウィワークは上場する前に弾けた最初の大きなユニコーンとなる可能性がある。」

ファーバー氏は、資産市場がいまだ楽観を続けているものの、今後はいくらか混乱すると予想する。
用心と守りに徹し、現金を厚くしろと投資家に奨めている。
そして、投資家が今肝に銘じるべきチャーリー・マンガーの言葉を引用している:

『私たちのような人たちが、とても知的になろうとするのでなく愚かになるのを常に避けることで得られる長期的利点は相当なものだ。』


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