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ハワード・マークス 知性を重んじるハワード・マークスの異様な子供時代
2020年7月10日

オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、投資事業における人材の専門性の重要さを説いている。


「『アナリストとは少しの事柄についてたくさん知っている人のことだ。
どんどん学ぶ分野は狭まり、どんどん深く学ぶうちに、ついに無についてすべてを知るようになる。
ポートフォリオ・マネージャーはたくさんの事柄について少し知っている人のことだ。
どんどん学ぶ分野を拡げ、どんどん学びが浅くなり、ついにすべてについて何も知らなくなる。』」

マークス氏がウェブキャストで、子供の頃にクリップボードに貼っていたFTの記事について話している。
専門バカになっても困るし、無知なゼネラリストになっても困る。

それにしても、子供の頃にFTの記事を切り抜いていた??
天才とはやはり常人の想像の及ばぬ生き物らしい。

このビデオは、オークツリー内での人材開発について紹介したもの。
個々の人材が専門性を持つことが重要と説明されている。
投資家や採用向けのアピールなのだろう。

マークス氏は、すべてのことで他の人に勝ることはできないと話す。

投資の目的とは平均ではなく、平均を超えることだ。・・・
アウトパフォームするには、他の人より状況を良く理解しないといけない。
知識面の優位を得るには専門性が必要だ
すべてのことについてすべての人より良く知ることはできないだろう。
しかし、分野を限定することで優位を得ることができるはずだ。

個々人が何か専門分野を持ち、その分野で他の投資家より優位に立たなければいけないとの意思表明だ。
さらに、狭い分野に留まらず優位を確立するために団体戦が必要と説く。
マークス氏は、見識ある人材の集まりこそ卓越したパフォーマンスの源泉だと話す。
個人投資家には厳しい指摘だ。

マークス氏は、経済・市場サイクルにおいて特にサイクルの底のあたりで専門性が重要になると考えている。
景気や相場が良い時を乗り切るのは難しいことではない。
悪い時こそ困難が起こり、かつチャンスが待ち構えている。

「悪いニュース、停滞した経済、低迷する企業収益、下落した証券価格、こうした時ほど攻撃に転じるのに重要な時だ。」

こうした危機かつチャンスにおいて必要なことをマークス氏は2つ挙げる。

  • 経験したことがあること。
  • 「自分の意見の正しさを示し先に進める決断を支持するために十分な専門性を持つこと。」

つまり、経験、専門性、組織におけるアカウンタビリティが必要ということだろう。

あなたがどんなにタフでも、経験があっても、感情に流されないでいられても、厳しい時に先に進むためには、知的で専門性の裏打ちがあることが重要なんだ。


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