Exclusive 政治

現状は2度の世界大戦前に似ている:レイ・ダリオ
2023年10月20日

ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者のレイ・ダリオ氏が、現状を世界大戦前に似た状況と述べ、米国弱体化の可能性を示唆した。


これら武力戦争の勃発が深刻な懸念を引き起こしている。
なぜなら、これらがさらに拡大しうる代理戦争だからだ。

ダリオ氏が昨日ツイートした。

「私には現在の状況は1936-37年や1912-13年に似ているように見える。
つまり、多くの場所へ対立が拡大する寸前だ。」

ダリオ氏が言及したのは2つの世界大戦の前夜にあたる時期だ。
同氏は、近いうちに世界各地で武力対立が起こりうると危惧しているのだ。

「今起こりつつあることについての私の指標や判断によれば、今後10年で戦争になる確率は高まった。
私の推計では35%から50%に高まった。」

ダリオ氏は、そうした広域戦争に米国が当事者として参加するとは限らないと書いている。
ただ、広域戦争になって米国が関与しないというのはなかなか考えにくい。
ダリオ氏は、当事者として参加しなくとも、米国には負担が加わり、弱体化が進むと予想する。

ウクライナやガザでの戦争のような武力戦争が世界の違う場所で起こり、米国が2つの戦争と同様の役割を演じるなら、米国に典型的な形で負担を加えるだろう。
過去の帝国は過度の負担で弱体化し、それがまたより世界的な戦争への重要な一歩となった。

最近、ダリオ氏が近著で予想したようなイベントが多く起こっているように感じる。
ただし、これはある種の自己暗示によるものだ。
ダリオ氏の予想を見聞きしていたがために、それに似たイベントにことさらに反応しているのだろう。
ただ、そう割り引いても、同著にはケース・スタディーとしての価値があろう。
あまりのめり込まないことを前提に、大いに参考にすべきだ。
特に、ダリオ氏が世界秩序と経済を関連付けて論じている点には注目したい。

(参考)レイ・ダリオの書籍の日本語版が発売
(参考)『超長期サイクルが終わる時 – フィナンシャルポインター流 投資家研究』


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