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率直に言ってマグニフィセントワンだ:モルガン・スタンレー

モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏が、日米欧の市場や新興国市場について語っている。
同氏のスタンスもさることながら、話から伺われる市場の雰囲気が興味深い。


どの株が落ちたかは見ればわかる。
でも、利益を見るなら、とても率直に言ってマグニフィセントワンだ。

ウィルソン氏がBloombergで答えた。

ウィルソン氏は、利益を見る限りマグニフィセントセブンがマグニフィセントフォーになったと示唆していた。
キャスターは「どの銘柄が脱落したのか」と質問した。
その答えが(個別の名前を伏せつつ)「マグニフィセントワン」だった。
売上成長による利益拡大とコスト削減による利益拡大を見分けるべきと促している。

この会話は、米市場を牽引してきた大型グロース株の影響力が(少なくとも集合としては)停滞しつつあるとの認識を示しているのだろう。
新参の投資家は別として、ベテラン投資家は、米市場が「不安の壁を上る」段階にあるのを熟知しており、ノーガードで買い続けるような局面ではないと思っているのだ。
AI銘柄について語る場合も、AIが業績を拡大してくれるというトーンより、AIが人減らしに役立っているという話が増えているようだ。

ウィルソン氏は銘柄選択のイメージを語った。

私の考えは、クォリティ・グロースへの拡大が起こるだろうということ。

AI関連やIT以外のセクターへも物色が広がるとの見通しのようだ。

ウィルソン氏は、3つのマクロシナリオに応じて株式銘柄を選択するよう促している。

  • ソフトランディング+景気減速+インフレ減速: 昨年がそうで、クォリティ・グロース。
  • ソフトランディング+景気加速+粘着的インフレ: クォリティ・グロースの(おそらく質の低いものへの)拡大。
  • ハードランディング

「二極化した結果」を想定する場合のヘッジについて尋ねられると、ウィルソン氏は分散を推奨している。

「15年ぶりに債券が分散のメリットを与えてくれるようになっている。・・・
今の利回りは(少し前ほど)お買い得ではないだろうが、何かシステミックなイベントが起こったり経済にショックが加わったりした時、株式リスクに対していくらか分散効果を与えるに十分な高さだ。」

クォリティ株にとどまり、債券によるヘッジを効かせる限り、まだ株式のリスクを取れるとの考えなのだ。

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