米コアコアCPI(都市部)

熱狂はないが奇説はある

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《現在の市場にはバブルにつきものの熱狂がない》とは、強気派の決まり文句だ。
確かに現在の市場は熱狂より警戒が支配しているよう見えるのだが、それで安心してしまっていいのだろうか。



Still a little bit of unease out there: Santoli from CNBC.

「低インフレは消費者、企業、すべてにとっての減税だ。
米国では予想より低いインフレが続いている。
これは経済全体にとって大きな減税であり、将来にとって大きな助けになる。」

保守系の経済評論家Larry Kudlow氏はCNBCの討論で低インフレの効果を解説している。
米市場に強気の見方を示し「5-10%調整すれば、もっと強気になるだろう」と語った。


低インフレは株価にプラス?

カドロウ氏は強気の理由を3つ挙げた:

  • 企業収益が改善しており、金利上昇は気にならない
  • 低インフレは経済にプラス
  • 消費者信頼感は高水準

この2点目が上記の発言である。
低インフレを善とする見方がリフレの聖地 米国で語られるのは、日本人から見ると少々奇妙だ。
これには3つの解釈がありえよう:

  • カドロウ氏が保守系の人物であり、特有のバイアスを持っている。
    米保守層にはリフレ派の金融緩和に反対する人が多い。
  • 何ごとも同じだが、インフレもマイナス面は避けられない。
    これ以上のインフレが経済にネットでマイナスの効果を与えると危惧する人が増えている?
  • バブルに特有の奇説の一つである。
    強気派が「This time is different.」の屁理屈を探している。

(次ページ: 熱狂なきバブル?)

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