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火薬はすでに十分こめられている:ジェレミー・シーゲル

ウォートンの魔術師ジェレミー・シーゲル教授が、強い信念を持って、同じ根拠で同じ強気予想を繰り返している。


まだホールドだ。
私はまだとても強気だ。
バイデン大統領が望む新たな刺激策の規模がどうなろうが、すでに莫大な刺激策が講じられており、それが今年の経済ブームと株式市場上昇を保証してくれている。

シーゲル教授がBloombergで、引き続き「とても強気」であることをアピールした。

シーゲル教授は年初に、今年ダウ平均がさらに10-15%上昇しうると予想している。
もっとも、年間での10-15%上昇というのは「とても強気」というよりむしろ控えめというべきだろう。
市場ではバブル発生を認め、さらにメルトアップのような上昇がありうるとの見方も多い。
そうした全体の市場心理からしたら、シーゲル教授の予想は弱気ではないものの、かなり慎重な見方と取ることもできよう。

シーゲル教授は、今後の米国株市場にとってインフレ上昇が脅威になりうる点を認めている。

「私は昨年インフレを予想したが、みんなに言われた。
『おかしくなったの?
物価は・・・原油はマイナスになり、みんなそんな感じだ。』
私が言ったのは
『大量のお金が供給され、みんなが望むことをやるように戻るのを待っている。』」

すでに昨年の時点で、シーゲル教授は経済急回復とインフレ進行を予想していた。
シカゴ大学ミルトン・フリードマンの下で働いたことのある教授からすれば、マネタリーベースでなくマネーサプライの拡大がインフレ(物価上昇)をもたらすとするのは至極自然な推論なのだ。
しかも、その時が近づいているのだという。

ワクチン接種によって変わり目が近づいていると思う。
今年は大幅にインフレになるだろう。

それではなぜ株式に「とても強気」でい続けられるのか。
それは、予想するインフレが「3、4、5%のインフレ」と、株価に悪影響を及ぼすと考える水準でないためだ。

これは脅威ではあるが、FRBはインフレ退治に動くことはまだないだろう。
早くても2022年まではないだろう。


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