渡辺努教授:シムズ提案はトリクルアップ

財政規律への信認は揺らいでくれるか

渡辺教授は、FTPLのメカニズムによるリフレ策が、ルーズベルトの時でも10年近くの長い年月を要した点を気にかける。


「日本は20年デフレをやっているので、(デフレ)マインドの染みつきは強く、財政拡張しても米国より長い時間がかかるかもしれない。
20-30年、財政拡張により財政規律を崩している期間が続く可能性がある。」

渡辺教授は、インフレが起こるまで財政拡張を続けるとする場合、インフレが起こらなかった時いつか破綻するだろうと心配する。
しかし、異次元緩和も同じようなリスクを抱えている。


「私は異次元緩和などのデフレ対策の方が怖かった。
財政については(国民が)財政規律をあまりにも強いと認識しており、その認識を変えてくれるのかの方が心配だ。」


ページ: (1) (2) (3)

 - 国内経済, 政治 , ,