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流動性枯渇の兆し?:モルガン・スタンレー
2021年1月29日

モルガン・スタンレーのマイク・ウィルソン氏が、強気予想を継続しながらも、流動性とレバレッジで感じられる転換点到来の兆しを危ぶんでいる。


市場はかなりの間一方方向に動いてきた。
いくつかのことに注目しており、それは流動性の状況だ。

ウィルソン氏がCNBCで、現在の市場の注目点について話している。
一言でいえば「流動性」だ。

現在の市場を流動性相場と表現する人は少なくない。
財政・金融政策が供給した流動性が市場を押し上げているとの見方だ。
これが本当ならば、流動性が引いていくことになれば、市場も逆回転する可能性が高い。

この時期を予見するのは難しいとしながらも、ウィルソン氏は、いくつか予兆を見出している。

今週で注目していたのは、暗号資産が1月の初め頃からやや苦戦していること。
これは流動性が尽きることの初期の兆候かもしれない。

その一方で「市場構造の変化」も見られるという。
1週間半ほど前から、大きくショートされていた銘柄が上昇し、ショート・スクイーズを起こしている点だ。

ウィルソン氏の結論は「強気」である。

私はこれを健全な展開と考えており、私たちは依然2021年の経済にとても強気、株式にも積極的だ。
正直をいって、かなり上げているし、良いニュースを織り込んでいるから、良い地固めが必要なんだ。

強気ではあるが心配も多いといったところだろうか。
流動性の問題は、単純に中央銀行から供給された金額の話に留まらない。
そこにレバレッジが掛かってくる。
現在、低金利を反映して、レバレッジがとても高まっている。
レバレッジの低下もまた大きなリスクだ。

このビデオでウィルソン氏は、奇妙なことに、強気の材料よりはるかに多くリスク要因について言及している。

FRBからの支持が得られることに疑問の余地はない。
しかし、FRBほかの中央銀行が供給した流動性にレバレッジがかかっており、レバレッジの一部が解消しつつある。
それが正常化する中で、価格にどれだけの打撃が及ぶかはわからない。


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