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永遠のベア デービッド・ローゼンバーグのテック推奨
2022年1月24日

ベア派エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏が、弱気の嵐が吹き荒れるテック・セクターについて「無差別に」避けるべきでないとし、選別の基準を呈示している。


「2021年の株式市場を表現する最善の言葉が『すべての船を持ち上げる上げ潮』だとしたら、2022年の期待リターンはバリュエーション正常化にともないもっとマチマチになる。
(特に、金利上昇が続けばなおさらだ。)
しかし、テクノロジー・セクターは金利上昇で悪影響を受けると過度に注目されている。」

ローゼンバーグ氏がFinancial Postで、テック・セクターに対する投資家の悲観について行き過ぎを指摘している。
弱気派で有名な同氏だが、同セクターを一般論でくくるべきではないとし、サブセクターや銘柄の選別が重要だという。
具体的には高収益、安定的利益率、合理的バリュエーションを目安にするよう促している。
例えば

  • システムソフトウェア: バリュエーションは高いが、高い利益率・利益成長に裏打ちされている。
  • ITコンサル・サービス、電子部品、EMS: 低い収益性・利益率が比較的低いバリュエーションの理由。

金融環境の追い風が弱まる中で、ファンダメンタルズとバリュエーションを冷静に比較すべき時にあると言いたいのだろう。
実際、ローゼンバーグ氏は、今年がPER縮小の年になると予想している。
バリュエーションの高い銘柄はアンダーパフォームしやすいという。

その一方で、この力学はテック・セクターだけのものではないとも話している。
これは、他のセクターにもあてはまるとの主張に聞こえる。
しかし、この論文でローゼンバーグ氏が言いたいのはそこではない。
「無差別に」テックセクターを避けるべきでないとの考えだ。

高収益で安定的な利益率を有し、合理的な価格がついた銘柄をスクリーニングしたい。
サブセクターでは、最善の例は半導体製造装置、半導体、システムソフトウェアであり、金利が上昇する環境でも先行きに有利なポジションにあるように見える


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