歴史は逆を指している:デービッド・アインホーン

Greenlight Capitalのデービッド・アインホーン氏が、最悪の2018年を振り返った。
また、世界中の政府・中央銀行の放漫な政策に対するヘッジの必要性を説いている。


「年を通して何もうまくいかなかった。
2018年は大幅な損失を計上した。」

アインホーン氏の投資家向け書簡をCNBCが伝えた。
同氏にとって2018年は最悪の年となった。
グリーンライトは第4四半期も11.4%のロスとなり、通期では34.2%のロスとなった。
実に基準価格にして1/3以上を失ったのである。
もちろんこれは1996年のファンド設立以来最悪の数字だ。

小さなロスならば、何が悪かったかを列挙できるが、昨年のロスはすべてがうまくいかなかったと明かしている。
アインホーン氏は、バリュー投資によってロング・ショートを行う。
通常、バリュー投資家は(ウォーレン・バフェット氏やセス・クラーマン氏のように)ロング・オンリーかそれに近いことが多い。
しかし、アインホーン氏はショート・ポジションも大きくとる。
リーマン危機を予見した時は、このやり方が大きく当たり、さらに名声を高めることとなった。


しかし、2018年は、この投資スタイル自体が疑問視される1年となった。
大きなロスが発生し、当然、投資家の多くが資金を引き揚げた。
2018年初めの運用資産は60億ドル余りだったが、2018年中に投資家は17億ドルの資金を引き揚げ、今年初めの運用資産は(減価もあり)25億ドルまで減少したという(Bloomberg)。
グリーンライトは2014年以降、ニュー・マネーの受け入れをしてこなかったが、書簡では再開の可能性を示唆している。

「現時点では、もはやわが社の資産が(パフォーマンス改善以外により)拡大しすぎるリスクがなくなった。
投資に関心のある人に対して、回答はYesとなるだろう。」

ただし、あくまで投資に注力する方針であり、当面資金集めを始める予定はないのだという。

アインホーン氏は、世界的に「無分別な」金融・財政政策へのヘッジとして金を用いているという。

経済が最終的に鈍化すれば、財政赤字は間違いなく拡大し、破滅的にさえなりうる。
政治家は財政赤字など問題でないという。
歴史は逆を指している。


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