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ブラックロック 欧米の景気循環株を増やした:ブラックロック

資産運用の世界最大手ブラックロックのラス・ケストリッチ氏が、景気回復に強気な考えを示し、欧米の景気循環株のウェイトを増やしていると話している。


私たちは(最近の下げで)少し買ってきた。
大きな上昇後の8月末、私たちは持高を少し減らしていた。
最近数週間、景気循環株を増やしてきた。

ケストリッチ氏がCNBCで、経済回復を予想し、それに応じたポートフォリオの入れ替えについて語った。
増やしたセクターとして、欧米の「工業株、鉄道、製造業」を挙げている。
一方、これまで選好してきたテクノロジー・セクターについても「依然として選好している」と話した。

ケストリッチ氏は、今回のポートフォリオのリバランスを「短期的な戦術」と位置付けている。
経済に安心感が生まれ、今後も回復が見込まれるとし、景気回復の恩恵を受けやすい景気循環株を物色しているという。

米市場では、暗礁に乗り上げたかに見える追加的な財政政策の行方に対して注目が集まっている。
しかし、ケストリッチ氏は、その注目が行き過ぎていると示唆する。
同氏によれば、刺激策とは「限界的な市場の推進力」に過ぎないからだ。
確かに、お上の助けがなければ市場が風邪をひくといった思考回路はやや行き過ぎたところがあるのかもしれない。

実際、メディアの論調を別として、米国でも政策対応は十分との考えが広がりつつある。
共和党が追加的な財政政策を渋っていることからも明らかだ。
先日もセントルイス連銀のブラード総裁が、規模においては財政政策はすでに十分になされていると発言していた。
パウエルFRB議長・ムニューチン財務長官は強く追加的財政政策を求めているから、食い違っているように聞こえるが、必ずしもそうではない。
総額では足りているが、配り方まで考えるとまだ足りていないという意味だろう。
総額で足りていることの恩恵を受けたのは、コロナ・ショックをむしろ順風とすることのできた強い企業群であり、株式市場だったのだろう。

ケストリッチ氏は景気に強気だ。

一歩下がってすでに行われた刺激策を見直せば、家計の損失を穴埋めし、労働市場を予想より速く回復させ、製造業・住宅市場もリバウンドしている。・・・
追加的な刺激策がなくても、低金利環境、少ない在庫、リーマン危機を脱した時よりはるかに良い状況でコロナ・ショックに突入した家計の恩恵を受けている。


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