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株式・債券・住宅、みんな高い:ロバート・シラー
2020年12月17日

ロバート・シラー教授が、主たる資産価格を高いとしながらも、まだ投資できる対象は多くあると話している。


コロナウィルスの物語は多くの事についての人々の考え方に革命を起こし、変化した考え方がリスクとチャンスの両方をもたらした。
現在、みんなワクチンにとても注目し、ワクチンが奇跡を生み出すと期待していると考えている。

シラー教授がCNBCで、ワクチンのニュースが流れるたびに上がろうとする市場についてコメントした。
教授はウィルスとともに政権移行の進展も重要ポイントに挙げたが、それでもウィルスは重大要素だという。
これまでの先読み・心理的要因とは異なり、ワクチンや治療法の開発は現実のブレークスルーになるからだ。
シラー教授は、ワクチンが期待通り「奇跡を生み出」せるかによって、人々の考え方に強い影響を及ぼすだろうと予想した。

シラー教授は、将来が極めて読みにくい点を強調する。
それは、人々が重ね合わせてきた先例と異なる推移を遂げているためだ。

  • スペイン風邪: エピデミックの間に小さな景気後退があった。
    コロナショックでは急激・大幅に後退・回復した。
  • 大恐慌: 10年続いた。
    3-4月には大恐慌の再来と恐れられたが、そうした恐怖は過ぎ去った。

シラー教授は、エピデミックでむしろ需要が強まったように見える住宅市場について先行きを尋ねられている。
教授は、株式市場に比べれば住宅市場の方が安心感があると話す。

「株式市場は素早く動く賢いお金が多い市場だ。
住宅市場はあなたや私たちのような人の市場だ。
気を悪くしないでね、機械ではなく生身の人間と言いたいんだ。」

住宅の方が証券より群がるのもゆっくり、逃げるのもゆっくりということだろう。

シラー教授は株価について高いと明言する。
ただし、投資をあきらめるほどではないという。

主たる3つの資産クラス、株式・債券・住宅がみんな高い価格がついていると、良い投資先を探すのは難しくなる。
それでも良い投資先はたくさんあるものだ。

価格が下落してもおかしくないけれど、ここからバブルが進んでもおかしくないと言いたいのだろう。


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