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ブラックロック 株式は全然割高じゃない:ブラックロック

資産運用の世界最大手ブラックロックのリック・リーダー氏(フィクストインカムCIO)が、米国株市場に対して強気一辺倒の見方を展開している。


人々は

  • とてつもない規模の刺激策が進行中で、経済が改善しており、それが市場を押し上げ続けること
  • FRBが米国債やMBSを用いてフィクストインカム市場を投資可能にしてきた力学が存在すること

を過小評価している。

リーダー氏がCNBCで、リスク資産、とりわけ米国株に対する強気のスタンスを強調した。

財政刺激策がシステムに講じられる見込みで、過小評価されているのは、すでにシステムに刺激策が講じられており、同様に2兆ドル講じられるなら、それらはGDPの10%近いということ。
さらにマネタリー・ベースを増やしている。
成長の速度を引き上げ、マネタリー・ベースを増やしている。
これで、来年に向けてGDPが大きく拡大しないと考えるのはかなり難しい。

リーダー氏は、現状の米経済に働く力学を解説し、来年大きな経済成長を予想せざるをえないと話した。
選挙も増税も市場にとって重要な要因としつつも、もうしばらくはシステムが債務拡大・赤字財政を吸収できると予想。
その間、刺激策が講じられることで市場を押し上げ続けると予想した。

株式市場の益回り、キャッシュフロー利回りを調べれば、来年の利益予想でゆうに4%あり、これはかなり魅力的な資産クラスだ。
これが市場を押し上げると思う。

米国で4%の益回り(つまりPERで25倍)が「魅力的」と呼ばれるようになった。
歴史的な水準7-8%と比べるとかなり低いが、金利もまた歴史的水準よりかなり低くなっている。

リーダー氏は、キャッシュフロー利回りという指標に言及した理由を説明している。
どうやら株式のみの指標であるPERだけでなく、他の資産(例えば不動産や売掛金プール)と同様の指標も見るべきとの考えのようだ。

「他の洗練された資金供給では、どのようなキャッシュインがあり、資金調達コストに比べてキャッシュフローがどうかを見る。
現在、自力で極めて低コストの資金調達が可能な企業はM&A、設備投資、R&Dができる。
とても異なる力学を生み出すことができる。
割引率(の効果)が過小評価されている。」

リーダー氏は、不動産市場は過小評価されていないが、株式市場は過小評価されているという。
結果、「すべての正しい指標を見れば、株式市場は全然割高ではない」のだという。

こうした強気スタンスに死角はないのだろうか。
キャスターは、金利上昇が脅威にならないかと尋ねている。

イールドカーブの長期側は今後数か月で上昇すると思う。
1つには経済成長が改善しているし、大量の債務が発行されるからだ。
市場がそれに注目し、それなりの金利上昇が起こる場合でも、株式市場に劇的な影響を及ぼすほどの上昇はないと考えている。


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