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株はまだバブルの始まりにすぎない:ジム・ロジャーズ
2020年12月10日

ジム・ロジャーズ氏が、世界の資産クラスから物色対象にできるもの、避けるべきものを峻別し、株式についてバブルはまだこれからと述べている。


世界を見渡すと、債券はバブルだ。
多くの株式は史上最高値をつけている。
多くの国で不動産が間違いなくバブルだ。
今最も割安な資産クラスはコモディティだ。

ロジャーズ氏がKitco NEWSで、世界の資産クラスについての割高感、割安感について語った。
ここで注意したいのは、同氏が株式について「史上最高値」という表現にとどめている点だ。

米国株の多くは2020年に下落している。
毎日天上破りの上昇をしたのはほんの一部だ。
つまり、米市場の一部はバブルの初期にあるが、市場の大部分はそうではない。
まだ完全なバブルではないから、私はしばらくこれ(上昇)が続くと予想している。

ロジャーズ氏は米国株全般についてバブル状態だとは考えていない。
これまで数年、度々人生最悪の弱気相場を予想してきたが、明確にバブルと宣言はしていない。
一貫して「高い」と言い続けてきた。
米株価はどんどん上昇するが、同時に金融政策もエスカレートするため、まだ先がある、と考え続けることになるのだろう。

ロジャーズ氏は、米国だけでなく中国・日本など外国市場でも一部バブルの兆候が見られるが、全面的なバブルにはまだなっていないという。
一方、債券市場についてはきっぱりとバブルだと言い切った。

ロジャーズ氏は、ポジティブに見ている市場として日本株、中国株、ロシア、コモディティを挙げた。
金について尋ねられると、慎重なニュアンスの話し方をした。

金は史上最高値近い。
それ以外、言えることはない。
・・・でも、先々もっと金・銀を買うつもりだ。」

すでに金は史上最高値圏。
コロナ・ショックに見舞われ金を換金する経済主体もあるであろう中、上げ相場もやや下り坂気味の踊り場に来ている。

ロジャーズ氏は、先にまだチャンスがあると考えており、自身のシナリオを語っている。

今後2-3年は世界の市場で大きな混乱があるだろう。
・・・莫大な債務があり、バブルがいくつかの市場で膨張を始めている。
バブルは常に終わりを迎える。
それが終わる時、債務はクラッシュし、多くの人が金・銀に向かうことになろう。


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