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グッゲンハイム スコット・マイナード 株が下がればFRBが買入れへ:スコット・マイナード
2020年7月31日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、米国株市場のダウンサイド・リスクを指摘し、状況によってはFRBが株式買入れを始めるかもしれないと話している。


現在は1年の中でリスク資産、とりわけ株式にとって特に脆弱な時期だ。
歴史が示すのは、夏には株式が売られやすくなり、10月のどこかあたりまで戻らない傾向があることだ。
市場は容易に揺らぎ、株式には厳しいダウンサイドがあると思う。

マイナード氏がBloombergで、市場の混乱要因を尋ねられて答えた。
米市場は何もなくても夏には弱含むと、よく知られたアノマリーを紹介している。
同氏はファンダメンタリストを自認しているが、長年、債券トレーダーを務めてきた経験から、こうした季節性のアノマリーを無視できないのだという。
そうした地合いの中で、議会による支援策・刺激策にも不透明感が残っている。

もちろん、問題なのはFRBがどう反応するかだ。
短期的にはFRBは社債買入れを増やすのだろうが、必要であれば株価押し上げのために夏の終わりまでのうちに株式買入れが行われる可能性も私は除外していない。

マイナード氏は、FRBによる株式買入れの可能性を除外しない。
夏場に株式市場が大崩れするようなら、ハイイールド(フォールンエンジェル)の買入れに踏み込んだFRBが、さらに株式の買入れを行うかもしれないという。

最近の金相場について尋ねられると、極めて正統的な答を返している。

「金はとても興味深い役割を演じている。
お金の主たる機能は価値の保存だ。
お金や債券の実質利回りがマイナスになると、金保有のダウンサイドに話がいく。」

金をはじめ貴金属のダウンサイドの筆頭がインカム・ゲインを上げないことだ。
これは預金・債券に対して圧倒的に不利な点だった。
しかし、米国までもゼロ金利になると、この欠点は感じられなくなった。

マイナード氏は、金融政策によらず、債券利回りがマイナス圏に浸かる可能性にも言及している。
そうなれば、今度は債券の方が欠点を抱えることになる。

マイナード氏は年初、貴金属、とくに銀について上昇を予想していた。
見事予想が当たったわけだが、同氏の目標はまだまだ上のところにあるようだ。

現在、貴金属に価値の保存が期待されている。
上昇したが、まだ大きな上昇余地があると思う。・・・
不確実な時期、輪転機がフル回転している時には、貴金属が投資すべき先になる。


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