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来年、早ければ今年にも景気後退へ:ジェフリー・ガンドラック
2022年1月6日

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏は、フラット化したイールドカーブが遠くない景気後退を告げていると話している。


イールドカーブは真正の景気後退シグナルを発している。
金利の短期側が上昇し、長期側が下がっている。

ガンドラック氏がYahoo Financeで、米イールドカーブのフラット化について指摘した。
過去の通例どおり、今回もフラット化、長短逆転が景気後退の前触れとなる可能性が高いとの考えだ。
同氏は、FRB高官・エコノミスト・投資家らがこの古典的な懸念材料にあまり注目していないと指摘している。

「債券市場はすでに、2023年までに景気後退が起こる可能性がかなり高いとの指標を十分に送っている。
・・・FRBが4回利上げするだけで、多くの景気後退の兆候が見え始めるだろう。
2022年後半に景気後退入りする確率もゼロではない。
FRBがどれだけ(引き締めに)積極的かによる。」

ガンドラック氏は先月、FF金利が1.0-1.5%になれば経済が壊れると予想していた。
同氏の景気後退入りのメインシナリオは2023年らしい。
リスクシナリオは今年中だ。

ちなみに、浜町SCI調べでは、1980年以降の典型的な弱気相場4回において、株式市場のピークは景気後退入りに対し平均8.5か月先行していた。
つまり、今年本当に景気後退入りするならすでに待ったなしだし、来年だとしてもそろそろ出口を確認しておかないといけないということだ。

米イールドカーブの長短逆転は、騙しが入ることもあるが、総じてかなりよい景気後退の先行指標だ。
今はまだ長短逆転からは遠いものの、今後利上げが進むにつれ、少なくとも短期側は持ち上がってくる。
その時長期金利が十分上昇しなければ、長短逆転が視野に入ってくる。

米10年-2年スプレッド(青)、10年債(赤)・2年債(緑)利回り
米10年-2年スプレッド(青)、10年債(赤)・2年債(緑)利回り

前回、長短逆転の気配があったのは、第4四半期に大きな株価調整のあった2018年だ。

2018年FRBがQEを終え、量的引き締めを始め債券の下落を許容し、利上げを始めると、途端に弱気相場になった。


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