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ハワード・マークス 最良のチャンスは一般投資家には届かない:ハワード・マークス
2021年6月25日

オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、先週のFOMCの結果を受けて、現在最良のチャンスがどの市場・セクターにあるか話している。


私たちの投資哲学の信条の第6条は、マクロ予想に基づく投資を行わないということだ。
そういいつつも、今が主に積極的であるべきか、防御的であるべきか考えている。
私たちの結論は、今は攻撃と防御の通常の中立ポジションを採るのによい時というものだ。

マークス氏が先週のFOMCの翌日Yahoo Financeで話した。

この発言にはマークス氏が内包する1つの矛盾を含んでいる。
マークス氏はかねてからマクロの判断で投資をしない、マーケット・タイミングを試みないと言ってきた。
その一方で、同氏は1冊本を書くほど市場サイクルの理解を重視している。
マーケット・タイミングに無頓着なら、市場サイクルを見極める必要はないはずだ。

もちろんマークス氏はこの軽い矛盾を自覚している。
その上で、その時々に採るべきスタンスを決めている。
現在は良いことと悪いことが共存しているという。
良いことは経済回復など、悪いことはインフレ懸念だ。
マークス氏は、攻撃にも防御にも偏らず「通常通り進め」と話している。

マークス氏は、現在有望な市場について尋ねられると、まず公開市場ではないと答えた。
アクセスのしやすい公開市場では、たとえチャンスがあらわれてもすぐに誰かに取られてしまい、割安さが消えてしまうからだ。
同氏は、現在最良のチャンスは視聴者がアクセスしにくいところにあると話す。

私たちが手掛けている取引の多くは未公開の投資、私募の貸付、新興国市場、あるいは他の人々があまり手掛けない、オルタナティブ投資と呼ばれているセクターだ。・・・
現在最良のチャンスがあるのは、株式・債券から離れたモノだと考えている。

マークス氏が見出したチャンスは人里離れたところにある投資対象だ。
しかし一方で、同氏は、こうしたチャンスをものにするのにはリスクもともなうことを警告している。


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