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暴れ馬が飛び出しそうだ:ジェフリー・ガンドラック

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が、米超長期金利の上離れを匂わすようなツイートをしている。


30年債利回りは、ロデオの暴れ馬がシュートを飛び出すのを待っているかのように、今にも上方に抜け出しそうだ。

ガンドラック氏が20日、米超長期金利に上抜けの兆しがあるとツイートした。
チャートには必ずしも明らかな兆しは見えないから、ファンダメンタルズや市場の地合いによる感覚なのだろう。
米議会はコロナウィルス対策のためにすでに3兆ドルの財政支出を承認し、下院民主党はさらに3兆ドルの追加策を提案している。
財務省は現状の超低金利に乗じ、多くを超長期で調達しようと目論んでいる。
つまり、米超長期国債の需給を緩める方向に働き、金利上昇圧力となる。
仮に大きく金利が上昇すれば、それがさらに米財政を圧迫することになる。

FRBのスタンスが暴れ馬をシュートに永遠にとどめておこうというものであるのがますます明確になっている。

ガンドラック氏は、財政を支えるためにFRBが金利を低位に維持すると予想してきた。
財政従属は本来禁じ手のはずだが、もはや事態は正常の域を逸脱している。
やれることは何でもやるとFRBは明言しており、マネタイゼーションによる財政の下支えもその1つになるのだろう。
問題は、それが持続可能なのかだ。

彼らにできるのか?
様子を見よう。
ゲートが開けば、ロデオが8秒と続かないのは確実だ。

ゲートが開くとは、一たび金利が望むレンジを離れることだろう。
FRBは暴れ馬をレンジにとどめておけるのか。
ガンドラック氏は、もしも暴れ馬が放たれてしまえば、金利は遠いところに跳ね上がってしまうと予想する。

同様の現象は日本でも度々起こっている。
1979年のロクイチ国際暴落、1987年のタテホショック、1998年の資金運用部ショック、2003年のVaRショックなどだ。
いずれも短期間に数%長期金利が跳ね上がっている。
今では日銀が指値オペで金利を抑え込んでいるため、市場はおとなしく日銀に従っている。
日本国債の投資家は従順だ。

米国債は多くを外国投資家によっている。
また、国内投資家も日本の機関投資家ほどには従順でないかもしれない。
FRBがペッグするとしても超長期レンジではないだろう。
超長期金利は上昇するか、仮に上昇すればそれはより短いレンジに波及するのか。
株式投資家にとっても無関心ではいられないはずだ。


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